バックギャモンのプロと名乗り始めてから9年たつ。
多くの人は私が普段何をしているのかわからないし、ギャモンのプロという
職業のイメージがないので、それぞれ自由な想像をしてくださる。同じ勝負事の世界がゆえか、プロ野球選手のようなものと類推する人は非常に多い。
(そういう人はすぐに年収はいくらですか?と聞いてくる。)
また、将棋やゴルフのように入門試験や資格が必要と考える人も多いようである。
「プロです」と名乗れば誰でもプロになれますよ、と言うとだいたいはがっかりしてしまうようだ。
私がプロになった時は、私の周りにプロは一人もいなかった。
つまり、プロがどういうものかわからなかったので、自分で全てを
切り開かなければならなかった。逆にいえばそれが魅力だった。いろいろな仕事を創ってきたし、巡りあわせよくいろいろな人と知り合えたおかげで、なんとか自分の居場所を社会に確保できたんだと思う。あとから思うとリスクばかりとってきた気がする。
ただ、今でも“正しい”ギャモンのプロがなにをするべきなのかはよく分からない。
私がしていることは研究すること、対局すること、情報をあつめること、自分の能力に
投資すること、だろうか。一見無関係と思えることでも、真面目に頭を使うことは
かならずプラスになるはずだし、プロとしての寿命を長持ちさせるためにいろいろ
トライしている。
最近ではプロという言葉へのあこがれはなくなり、
「その仕事について精通している人、また精通するために日々努力している人」
という風に考えている。
将来、ギャモンで食えないことがあってもそれはそれでかまわないと思う。
でもギャモンでそれ以上強くなれないことがわかったら、その時はプロを引退すると思う。
あ、Festivalのブログだった。Fesであなたの挑戦をお待ちしております。