こんにちは、こだわり施主makoです。
テーマは、『空き巣が嫌がる家づくり』
「都市部の住宅密集地で家を建てるなら、
防犯対策にこだわってみませんか?」
というお話です。
本日も、ゆるりとお付き合いください。
見直そう!住まいの防犯対策
私が防犯対策にこだわる理由は、3つあります。
1つ目の理由は、一戸建て住宅だから。
一戸建て住宅とマンションを比べると、
空き巣に狙われる確率は、前者が圧倒的に
高いです。
警察庁の資料によると、その差は、約8倍!
そのため、長年マンション暮らしに慣れて
しまった私にとっては、その実情を踏まえ
た上で、適切な対策を講じなければなりま
せん。
2つ目の理由は、都市部は治安が悪いから。
都市部と地方を比べると、犯罪遭遇率は、
前者が圧倒的に高いです。
特に、私が暮らす大阪市内の犯罪遭遇率は、
全国でもトップクラスですから、防犯対策
なくして家づくりはあり得ません。
3つ目の理由は、新築時がチャンスだから。
空き巣の大半は、「窓」を侵入経路として
選びます。そのため、新築時に適切な窓の
設置計画をすることで、コスパ良く効果的
な防犯対策を講じることも可能です。
つまり、新築時に防犯意識の高い家づくり
をすれば、都市部においても、安心安全に
一軒家で暮らせるのです。
以下、私が考える「狭小住宅の防犯対策」
について、あれこれお話しします。
これから家を建てる方のお役に立てれば、
幸いです。
防犯の要は『窓』
前述のとおり、空き巣の大半は「窓」
を侵入経路として選びます。
そのため、私が建てる狭小住宅では、
防犯目線を取り入れながら、窓の一つ
一つにも、徹底的にこだわっています。
①窓の基本は「少なく、小さく、高く」
明るい家に憧れると、窓は「たくさん、
大きく」と考えがちですが、よほど緻密
な窓の配置計画をしない限り、家を建て
てから後悔すると思います。なぜなら、
窓は家の弱点だからです。
防犯上のリスクが高まるだけでなく、
ご近所の視線も気になったり、断熱性や
耐久性も低下したり、夏の強烈な日差し
でオーバーヒートしたり…
デメリットが多すぎるので、一つ一つ
解消しなければなりません。
ちなみに、私が建てる家の1階の窓は、
コンパクトサイズ。高窓を使うことで、
空き巣の侵入を困難にしています。
また、少し大きめの窓には、面格子を
設置することで、空き巣に対し、
防犯意識の高さもアピールしています。
②おススメは、FIX窓
私の家では、コンパクトサイズのFIX窓
を設置しています。空き巣が、ガラスを
綺麗に割らない限り、侵入が難しいこと、
鍵の閉め忘れがないことなど、防犯性が
とても高いからです。無論、ガラスを綺
麗に割られると侵入は可能ですが、侵入
に時間を要するため、空き巣がわざわざ
好んで侵入したいとは思わないでしょう。
もし、風通しが必要であれば、二連窓
(FIX&小さな横すべり出し)がおスス
メ!防犯性だけでなく、気密性も高く、
スタイリッシュなので、私の家では、
積極的に採用しています。
③引き違い窓は、やめた方がいい
私が建てる家では、3階のベランダのみ、
引き違い窓。その他では、一切採用して
いません。防犯上の問題だけでなく、
気密やデザインなど、デメリットが多い
からです。どうしても引き違い窓を設置
したいのであれば、「本当に必要か?」
熟慮の上、決めた方がいいと思います。
但し、面格子や雨戸をお忘れなく!
防犯設備も大事!
①防犯カメラ
私が建てる家は、東西南北すべてを監視
できるように、防犯カメラを4ヶ所設置
する予定です。
空き巣は犯行前に下見を行う場合が多い
ので、防犯意識の高さをアピールしたい
ですね。また、路地裏など、人目につか
ない場所や死角になりやすい場所での
犯罪抑止効果も期待しています。
なお、設置費用を抑えたいなら、新築時
がおススメ!自治体によっては、補助金
制度もあるので、ご確認下さい。
②防犯砂利
我が家の弱点は、家の裏にある1階の窓。
面格子を設置していますが、死角になり
やすい場所なので、防犯砂利を敷く予定
です。さらに、防犯カメラも設置するこ
とで、空き巣に対し、防犯意識の高さを
アピールしています。
③センサーライト
ビルトインガレージは、人感センサーの
照明を採用しています。路地裏など、
人目につかない場所にも設置を検討しま
したが、犯罪抑止効果としては、防犯カ
メラに優位性があると考え、今回は見送
りました。
④セキュリティサービス
セキュリティサービスの最大のメリット
は、警備会社と契約している証拠である
「ステッカー」
防犯対策としては、とても効果的ですが、
月々の費用負担を抑えたい我が家では、
採用していません。
お金をかけない防犯対策
①家の周囲をきれいに保つ
空き巣は、周囲が散らかっている家は、
「室内も散らっているだろう」と判断する
そうです。散らかっている室内は、空き巣
が侵入して物色したとしても、住人がその
ことにすら気付かないことが多く、空き巣
にとって好都合!空き巣に対し、防犯意識
の高さをアピールしたいなら、家の周囲は
きれいに掃除しましょう。
②足場をなくす
2階からの侵入の足場になりやすい物置や
室外機は、家から離して設置しましょう。
また、シロアリ対策としても有効ですから、
室外機等の置き方にも、注意しましょう。
③ご近所付き合い
空き巣は犯行前に、下見を行う場合が多い
ので、地域ぐるみで防犯意識の高さをアピ
ールしましょう。
④戸締り
うっかり施錠を忘れてしまった……という
タイミングこそ、空き巣の侵入被害に遭っ
てしまいがち。ごみ捨てなど短時間の外出
時や、出かけていないときでも、玄関の鍵
は必ずかけておきましょう。短時間の侵入
で怖いことは、家に置いてあるカギの窃盗。
合鍵をつくられてしまうと、いつでも家に
侵入できる状況になってしまいます。
「短時間だから・面倒だから」は、NG!
そんな気の緩みが、命取りです。
最後に
以上、空き巣が嫌がる家づくり!
狭小住宅の防犯対策について、
あれこれ、お話ししました。
新築時、本気で防犯対策するなら、
①防犯意識の高さをアピールする!
②侵入に時間を要する家に仕上げる!
③家の弱点を徹底的に見直す!
この3つのポイントを強く意識して、
計画的に家づくりを進めたいですね。
特に、人口の多い都市部では、犯罪
件数が多いですから、用心に用心を
重ねたほうが無難といえます。
しかし、バッチリ対策しても、一瞬の
気の緩みが、命取り!
私が最も心配なのが、玄関の戸締り!
オートロック付のマンション暮らしに
慣れてしまうと、在宅時の閉め忘れ?
なんてことも、しばしば…
つまり、空き巣が嫌がる家とは、住人
の防犯意識によってつくられる部分が
大きいのです。
防犯対策には、¨絶対¨がないからこそ、
対策は幾重にも重ねなければなりません。
新築計画時は、家の弱点を潰す!
家が完成したら、気の緩みをなくす!
この両輪で、防犯対策を進めていきたい
と思います。
本日はここまで。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。