こんにちは、こだわり施主makoです。

今回もテーマは、『シロアリ』

『5年ごとの薬剤散布で貧乏一直線!

というお話。

シロアリなんて、あまり興味がないと思い

ますが、知っておいて損はないので、ぜひ、

最後までお読みいただければ幸いです。

本日もゆるりとお付き合いください。

 

 

  新築時が運命の分かれ道!

 

私がシロアリについて真面目に勉強しよう

と思ったきっかけは、5年ごとの薬剤散布

に疑問を抱いたから。

「本当に必要なのか?」

「5年ごとのコストは、いくらか?」

素人には全く見当がつかないですね。

分からないことだらけの情弱は、カモに

されて後悔するのが世の常ですから、

徹底的に調べようと決意しました。

 

ところで、真面目に勉強したからこそ、

分かったことがたくさんあります。

その一つが、日本の防蟻処理は、かなり

おかしなことが平然とまかり通っている⁉

という紛れもない事実です。

勉強すればするほど、シロアリ業界の

闇の深さが浮き彫りに…

マジで驚きを隠せません。

 

施主の大半は、シロアリなんて興味がない

と思います。私もその一人でしたから…

「こんなブログ、誰が見るねん」と思い

ながら、書いています。

でも、有効なシロアリ対策は、新築時の

タイミングを逃すと、ほぼ不可能!

施主の誰もが、カモられ続けるか?否か?

その運命の分かれ道に立っていることを

深く認識しなければなりません。

 

以下、『ここが変だよ!日本の防蟻処理』

4つの謎をご紹介します。

無駄なお金を使いたくない!

そんな施主さんのお役に立てれば幸いです。

 

 

  ここが変だよ!日本の防蟻処理

 

 ①薬剤の安全性に疑問

新築住宅の防蟻剤の多くは、

ネオニコチノイドという農薬をベースに

した合成殺虫剤です。人体には安全とさ

れていますが、EUでは屋外の使用が禁止

されていることから、100%安全性が担保

されているわけではないと考えます。

特に、高気密高断熱住宅を建てる場合は、

要注意!防蟻処理の薬剤をきちんと選定

しなければ、化学物質過敏症を引き起こ

すリスクがあるかもしれません。

私個人としては、できれば使いたくない

薬剤です。

 

 ②防蟻効果は、わずか5年

前述のとおり、一般的な防蟻剤は、農薬系

ですから、永続性はありません。

そのため、防蟻効果は、概ね5年程度と言

われています。

どうやら、農薬系の防蟻剤は、環境や人体

への影響を考慮して、成分の強さを調節し、

5年程度で分解されるように作られている

そうです。ということは、おそらく、薬剤

散布時の成分が最も強いことは自明であり、

5年ごとに防蟻処理するたび、不安です。

新築時とは異なり、居住している状態での

殺虫剤の使用は、健康リスク要因の一つ

でもありますので、私個人としては、到底

受け入れることはできません。

 

 ③防蟻処理は、地面から1m

木造建築の場合、現在の建築基準法に

おけるシロアリ対策については、地面から

1mの構造耐力上主要な部分に対し、必要

に応じて防蟻処理を行うことが求められて

います。これは、シロアリが地下から侵入

することを前提にしたものです。

しかし、アメリカカンザイシロアリという

羽アリ外来種の急増により、状況は一変。

ある日突然、どこからともなくやって来て、

木造住宅を食い潰す厄介者ですから、

従来の地面から1mの防蟻は、もはや通用

しなくなっています。

前回のブログでは、この羽アリ外来種の

ヤバすぎる特性や対策について、あれこれ

お話ししましたが、国は見て見ぬふり。

現在の法律に沿った防蟻処理では、10年

20年先、取り返しのつかない事態に陥る

かもしれませんね。

 

 ④再施工は、事実上不可能

前述のとおり、薬剤の効果は5年ですから、

シロアリから大切な家を守り抜くためには、

5年ごとの再施工が必要になります。

しかし、新築から5年後、壁に囲われた柱

や梁や土台に対し、どのようにして薬剤を

散布するのでしょうか?

5年ごとに、壁や断熱材を取り外して、

散布するのでしょうか?

いやいや、そんな大規模工事を5年ごとに

するなんて、事実上不可能です。

おまけに、居住している状態での散布です

から、新築時の薬剤散布より健康リスクが

さらに高まります。

つまり、5年しか防蟻効果が続かない薬剤

を5年ごとに散布し続ける防蟻処理は、

施主にとって、デメリットでしかない

ということです。

 

 

  情弱はカモられる!

 

前述①~④の内容を冷静に考えると、

5年ごとの薬剤散布って、あまり意味が

ないと思いませんか?

¨やらないよりやったほうがマシ⁉¨

その程度の防蟻処理だと思いませんか?

 

シロアリに対して、地面から1mを超える

箇所は、新築当初から無防備。

5年を過ぎると、家全体が無防備。

再施工を希望しても、壁を取り外して、

土台や柱に散布するなんて、ほぼ不可能。

つまり、5年ごとの薬剤散布なんて、

気休め程度ですね。

ちなみに、防蟻再施工の費用ですが、

SNSで検索したところ、約20万円前後。

これを高いと思うか、安いと思うか、

あえて言及しませんが、5年ごとに、

『防蟻再施工のお知らせ』が業者から届く

のですから、家計に大きく影響することは

間違いありません。

 

このような、かなりおかしなことが平然と

まかり通っている⁉日本の防蟻処理。

どうやら、防蟻処理業者は、新築時に格安

で薬剤散布を行い、5年ごとの再施工で、

利益を上げるという産業構造と既得権益

が確立しているようです。

 

一般消費者のメリットは、新築時のコスト

が多少安いという程度。一方、住宅会社も、

安く提供することで施主から喜ばれるので、

新築時は、両者にとって好都合。この産業

構造が大きく変わることは考えられません。

つまり、消費者が真面目に勉強しない限り、

この先も情弱施主はカモられ続けるのです。

 

 

  最後に

 

以上、家づくりで後悔しないシロアリ対策③

情弱がカモに?5年ごとの薬剤散布で住宅貧

乏になるかも⁉について、お話ししました。

 

5年で効果がなくなる農薬系の合成殺虫剤。

おまけに、5年毎の再施工は、ほぼ不可能。

こんな防蟻処理にお金を払い続けるって、

馬鹿馬鹿しいと思いませんか?

でも、残念ながら、この防蟻処理が、

日本の住宅業界のスタンダード。

新築時、目先の利益に飛びついて、防蟻

の選択を誤ると、シロアリに大切な家を

食い潰されるだけでなく、シロアリ業者

にもお金を吸い取られ…

そうなると、踏んだり蹴ったりですね。

 

情弱はカモられ、知らず知らずのうちに、

貧乏になる。このブログをご覧いただけ

れば、私がそう断言する理由もご理解い

ただけたと思います。特に、シロアリに

ついては、一般消費者の関心が低いので、

失敗しがち。何度も言いますが、有効な

シロアリ対策は、新築時のタイミングを

逃すと、ほぼ不可能ですから、家づくり

で後悔したくないなら、使用する薬剤の

選定やその防蟻効果、再施工の有無など、

一つ一つ丁寧に確認することを強くおス

スメします。

 

最後に一つだけ補足。

シロアリ駆除業者の話を鵜呑みにしない

ほうがいいです。なぜなら、業者の頭の

中は、『駆除』がメインだからです。

これから家を建てる人が検討すべきは、

駆除ではなく、『防蟻』

駆除業者が推奨する農薬系の殺虫剤は、

シロアリ被害に遭ったお家に散布すべき

即効性のある薬剤であり、防蟻で積極的

に使用すべきではありません。その点を

お忘れなく!

 

話は尽きませんが、本日はここまで。

本日も最後までお読みいただき、

ありがとうございました。