こんにちは、こだわり施主makoです。

テーマは、『給排水管の通し方

めちゃめちゃ小ネタですが、

意外と重要なので、まとめてみました。

本日もゆるりとお付き合いください。

 

 

見た目重視で、大丈夫? 

 

むき出しの配管、見た目が悪いですか?

できれば、地中に埋めたいですか?

 

 

私は、露出派!(↑)

給排水管を屋内から屋外に出す際、

基礎の立ち上がりを貫通させました。

しかし、住宅会社の多くは、基礎底盤

を貫通させるそうです(↓)

(※画像は、積水化学工業株式会社)

 

 

基礎底盤を貫通させると、配管が地面に

埋もれて、見た目が良いですからね。

私のような露出配管を好む人は、圧倒的に

少数派のようです。

 

見た目が悪い露出配管。

実は、見た目以外、メリットが多いです。

以下、私が考える「露出配管のメリット」

について、お話しします。

 

 

①シロアリ対策

 

基礎貫通箇所は、シロアリ侵入ルート!

もし、見た目を重視して、基礎底盤を貫通

させると、シロアリ被害に気付けなくなる

おそれがあります。

 

私が露出配管を選択した理由は、防蟻対策。

万が一侵入していても、目視できるので、

安心ですね。

 

安心安全な住まいと暮らしの実現には、

シロアリ対策は必須!

侵入ルートを徹底的につぶさなければ、

取り返しのつかないことになると思います。

 

 

②構造上の問題

 

これは私の個人的見解ですが、

見た目を重視して、基礎の底盤から配管を

通すことは、耐震構造上、好ましくない

と考えます。

なぜなら、構造上、一番重要な基礎梁箇所

を切り取ってしまうからです。

 

ご存じのとおり、基礎の役目は、建物の

自重を地盤にしっかりと伝えることです。

もし、台風や地震などの外圧が、建物に

加わった時、基礎立ち上がり箇所よりも、

地盤に近い¨基礎底盤¨箇所に、大きな力

が加わることは、容易に想像できます。

 

短期スパンで考えると、大した問題は

ないと考えますが、高耐久住宅を目指す

のであれば、基礎の欠損箇所にも細心の

注意を払うべきではないでしょうか?

 

 

③メンテの問題

 

将来のメンテナンスを考えると、

露出配管が、圧倒的に有利です。

また、水漏れや詰まりなどの異変にも

気付きやすいので、被害を最小限に

抑えることができると考えます。

 

 

まとめ 

 

以上、住宅の基礎を貫通する配管問題

について、あれこれお話ししました。

 

たしかに、家の見た目は大切です。

しかし、防蟻やメンテなど、家の耐久性

を犠牲にしてまで、美観にこだわるべき

でしょうか?

 

特に、シロアリは、なめるな危険!

侵入を一度許すと、至る所に巣を作り、

駆除が大変です。

そのため、シロアリを家に入れない・

寄せつけないことが重要になります。

 

シロアリの侵入口となる基礎底盤に穴

を空けたくないのであれば、施主自ら、

住宅会社に対し、リクエストしましょう。

道路側から丸見えでなければ、見た目の

問題も気にすることはないので、

露出配管を強くおススメします。

 

本日はここまで。

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。