朝一の考察と統計理論
どんなときでもそうだが、朝一に当たらない展開ほど悩むことはない。
ヤメルべきか続けるべきか。
前回に北斗の拳の将に関して書いたが、すこし違う視点で考えてみる。
ボーナスをどれくらいで引くのかというのをデータでみると、
設定 98% 95% 90% 80%
1 728 558 429 300
2 683 523 402 281
3 647 495 381 266
4 591 453 348 243
5 573 439 337 236
6 506 387 298 208
これは北斗の拳・将のデータ。
縦軸と横軸の間にある数値はゲーム数。
例えば、設定1と98%の交わる728という数値。
これは、設定1で728ゲーム以内にボーナスを引く確率が98%あるということ。
逆に言うと、2%の確率で728ゲーム以上ハマル確率があるということにもなる。
さて、朝一300ゲームはまったとしよう。
設定6の部分を見てみると、90%の確率で298ゲーム以内にボーナスを引くとなっている。
つまりそれを超えているわけだから、90%の確かさで設定6ではないと考えることができる。
10回に1回しかないわけだ。
でも10回に1回あると思うこともできる。
じゃあもうすこし縛りをきつくして、さらに400はまったとする。
設定6では95%の確率で387ゲーム以内にボーナスを引くから、それを超えてしまっているため、95%の確かさで設定6ではないと考えることができる。
20回に1回だな。
どのへんで縛るかは個人の自由だけど、朝一の展開で困ってしまった時は統計上の結果をもとにはまったからヤメという判断も可能。
注意しなくてはいけないことは、北斗の将がボーナス確率に大きな差があるということ。ほとんど差がないやつなら、設定6でもなく設定1でもないというヘンテコな結果も出てくる。
当たらないからやめるというときは、ボーナスに差のあるやつに採用するということ。
しかしこれをみると、将の設定6は500以上はほとんどはまらないね。
一日1回程度。
6確定の将をやったことあるひとは、どうだっただろうか。
ちなみに、設定6で98%以内に引くゲーム数が506ゲームとあるけど、
もし、ボーナスを1ゲーム目に引こうと506ゲーム目に引こうと、区別しちゃだめです。
あくまで506ゲーム以内に引く確率だから、どこで引こうと同じ扱い。
じゃあ、506ゲームに引いたものと507ゲームで引いたものは違うものなのか、といってしまうと、98%という縛りから考えると違うものということになる。
この辺が融通の利かないことなんだけど、これは数学の特性。どんなわずかの部分でも分けるべきところは分ける。そこまで厳密にしなくてもいいんじゃないかと思うかもしれないけども、基本は、統計上でている数値はキッチリとする。これは確率や統計を考える上で重要なこと。
ただし、統計というものはもともとアバウトなものなので、それを考慮した上でどう扱うかは本人のさじ加減による。
数値はきっちりでるけど、アバウト。
矛盾しているように聞こえるけど、これが統計学なんです。
サイコロの1の目が1/6ででるにも関わらず60回振った時に10回でるとは限らない。
でも、統計的には10回出る確率、9回出る確率、8回・・7・・回・・さては0回や60回まで、数値上は何%なのかはキッチリでる。
でも、実際何回でるかはわからない。
これは確率や統計というものが、ある程度幅をもっているから。
北斗の例でいうと、
98%の幅の中で起こること、95%の幅の中で起こること、90・・80・・と。
これが統計がアバウトである所以。
300回してノーボーナスだったからやめた、これは誰がやったって90%の確かさで設定6を否定する。
でも、残り10%の可能性を考慮するか。
この辺が確率の難しさであり、面白さでもある。