こんにちは。
こだま堂の長峯です
6月の13~15日、新宿にある光線研究所の講習会に行ってきましたよ~
光線療法をやっている柔道整復師や鍼灸師の先生方、愛用者の一般の方まで、計8名が集まりました。
内容は、光線療法の歴史や光線の主な作用、実習で治療器の使い方、診療所の見学など。
私はすでに光線療法の本を3冊読んでから参加したのもあって、知ってる内容も多く、講義はちょっと物足りないなぁ・・・という感じでしたが、光線の効果的な当て方や治療器の使い方は、実習を受けてきて良かったです。
思ったより近づけても大丈夫ということやより温熱作用を増すための当て方など勉強になりました。
希望としては、各カーボンの効果の違いや組み合わせの違いをより詳しく教えてもらいたかったんだけど、科学的には解明されていない部分も多いのか、難しいみたいですね
診療所には、治療をお待ちの患者さんがたくさんいらっしゃって、びっくりしました
光線治療というと、紫外線治療や新生児黄疸の青色光線治療など、単一の波長の光線を使うのが一般的です。
でもね、単一の波長のみ使用するっていうことは、天然物からひとつの有効成分だけを合成して医薬品にするのと同じで、シャープな効き目がある一方、副作用が強くなったり、その成分以外の効果を無くしてしまうことにもなるんですね。
その点、紫外線、可視光線、遠赤外線など広域の波長を含む可視総合光線療法は、ビタミンDを作らせたり、血行を良くしたり、温めたり・・・と様々な作用が治療効果を助けてくれます。
面白いな~と思ったのが、「炎症部位の治療効果」
炎症が起こっていたら、冷やすのが普通ですよね。
でもね、なんで炎症が起こるかって言うと、患部に血液を集めて修復させるためなんです。
炎症性サイトカインのインターロイキンやらブラジキニンやらロイコトリエンやら・・・は、別に身体を痛めつけるために分泌されているものでは無くて、「患部を早く治すため」に自分で作ったものなんです。
だから、光線を当てると、はじめは血流が促進されて、余計に痛くなったりかゆくなったりするんですが、そのまま当て続けると役目を終えたサイトカインは分解されて炎症が治まっていくのですね(一時、余計に症状がひどくなるのを陽性反応と言います)
冷やして血流を阻害すると、かえって治りが悪くなります。
光線治療がすごいのは、温めるだけでは無く、光化学作用があるところ。
光化学作用で、サイトカインの分解が促進されるので、温めるだけよりも炎症が早く治まるんですね。
で、家で早速実験してみましたよ
超~かゆい虫さされ・・・ブヨだかダニだか、なんか普通じゃないかゆみのヤツ
何故か毎年自分だけやられるんですよね・・・
治るのに通常1ヶ月以上かかって、掻き壊すと出血します。
カーボンは3001-3002、2号集光器を使って当ててみました。
はじめの15分は温まってモーレツかゆみが増しましたが、ピークを越えるとかゆみが治まってきました。
かゆくなくなるまで計20分。赤い見た目は変わりませんが、次の日になってもかゆみがぶり返すことは無く、4日くらいでキレイに治ってしまいました
大したことないから、光線療法のすごさが伝わらないであろうことは悲しいですが、ホントにスゴイんですよっ
ご興味ある方は、聖蹟桜ヶ丘店まで、受けに来てみてね
おうちでやりたい方は貸し出しもしてますよ