こんにちは
こだま堂の長峯です。
先日、ギリギリ、ホッとした出来事がありました。
肝臓の癌で、2年ほど漢方を飲んでいるワンチャンがいるのですが、血液検査でとうとう悪い数値が出てしまい、どうしよう・・・となってしまいました。
幸いなことに、癌は大きくなっていないのですが、肝機能のGOT・GPT・ALPの数値が、基準の数倍になってしまいました。
ワンチャンはいたって元気な感じなんですけどね。
とりあえず、動物病院の方ではミノファーゲンC(グリチルリチン製剤で、甘草の主成分)を出されて、1ヶ月様子を見ることになり、漢方も何か変更できることがあれば、強化してくださいとのご相談でした。
もうかなり最大限やってきたので、正直どうしようかな・・・とも思ったのですが、とりあえず肝機能を良くする茵蔯五苓散をもっと増やして、肝生と白花蛇舌草ブレンドエキス(抗癌漢方と言われている)はそのまま、オイスターを1日3錠から6錠に増やして、1級三七を1日3錠併用してもらいました。
ドキドキの1ヵ月後の検査は、超びっくり
全部の数値が半分以下になりました
GOT: 227 → 59
GPT: 798 → 237
ALP: 9115 → 4424
動物病院の先生もたまげたそうです
ミノファーゲンCも効いたのでしょうが、こんな劇的に改善する症例は見たことが無いとのことでしたので、たぶんオイスター増量と1級三七が良かったのかなと思います。
茵蔯五苓散は増やしたといっても、前の1.5倍量くらいでしたから、そんな急に効くとも思えませんしね。
壊れた肝臓を修復したり、活性酸素による炎症を早く抑えるには、亜鉛が必要なのですが、肝機能が悪い状態では亜鉛不足になりやすいので、通常よりも摂取量を多くしないとなりません。
三七は、中国では肝臓癌に使う片仔黄の構成生薬なので、今回新しく追加しました。
飲む漢方がいっぱいで、ちょっとかわいそうな気もするのですが、美味しい高級鹿肉ステーキに一緒にはさんで食べている
らしいので、もうちょっと頑張ってもらって、良くなったら少し減らす予定です。
いっぱい食べて、元気で長生きしてほしいですね