気象系51。会話文のみ。
J禁、P禁、ご本人様筆頭に各種関係全て当方とは無関係ですのでご理解よろしくお願い致します。

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「ん?え?ちょっと大野くん!」
「へえい?」
「その髪なに?」
「おお、にあう?」
「似合う……そうね、似合ってるけど、見慣れない。」
「んふふ、おいらも初めて。」
「だよね、そんな風にカラー入ってるの見た事ない。」
「前にまつもっさんがメッシュ入れてたのかっけえなあって。でも目立つのは似合わねえだろうなってなって。」
「だからインナーカラー?」
「おう。」
「なんでオレンジなの?」
「元気出そうじゃね?」
「ふふ、なにそれ。でも綺麗に入ったね。」
「だろ?」
「髪短いからメッシュっぽくなってるけど。」
「そこなんだよなあ。やっぱ髪長めにすりゃ良かったか?」
「エクステ付ける?」
「前にまつもっさんつけてたみたいな?」
「うん。」
「似合わねえだろ~~さすがに。」
「そうかな。」
「昔ならまだしももうおっさんだぞ。」
「かわいいと思うけどなあ。」
「伸ばしてもりょおくんとかそれくらいじゃね?」
「ああ超似合ってたもんね。未だにすごい人気あるし、あの頃の大野くん。」
「なにがいいんかねえ。」
「雰囲気も相俟ってミステリアスさに拍車がかかってたからじゃない?」
「ふうん?」
「美人というか儚いっていうか。」
「りょおくん吹けば飛びそうだったもんな。」
「切ない人だよねえ。」
「ね。」
「もうあれくらいにはしないの?」
「しない。」
「しないんだ。」
「なんかムズムズする。」
「襟足が?」
「も、そうだけど、視線も。」
「ああ……振り向かない訳ないもんねえ。」
「そうなんだ。」
「そうでしょ。」
「わかんねえわやっぱ。」
「ふふ、ま、それでこそ大野くんだよね。」
「まつもっさんは?長くしないの?」
「オレ?」
「長いの好きだよ。似合っててカッコイイ。」
「……ストレートに褒めるじゃん……。」
「好きだもん。」
「ありがと。」
「ふふ。」
「でもしないかな。」
「えーーもったいねえ。」
「あなたもね。」
「久々につけてよ。」
「んーー、大野くんがやるなら考える。」
「俺はやんない。」
「悩みもしない!」
「やだもん。」
「やってくれたらご褒美あげようと思ったのに。」
「ごほうび!」
「ふふっ、やる?」
「しない!」
「なあんでだよっこの!」
「はははっ!くすぐるのはやめてくれっ!」

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