猿田彦大神は天照大神の分身の記事を以前ブログで書きました。
猿田彦大神は天照大神の分身ですが、福岡県の豊日別宮（とよひわけぐう）（福岡県行橋市南泉）（草場神社）の由緒でも、それを伝えています。
豊日別宮で祭られる豊日別命とは、伊耶那美命と伊耶那岐命が国生みをした際に豊国を豊日別と言ったと有る神です。『豊前志』には豊日別国魂宮と載ることからも、豊日別命は豊国の国魂と捉えられます。この豊日別宮の由来は猿田彦大神が豊日別宮に降臨し、「猿田彦は天照大神の分神なり。これにより豊日別大神を本宮とし猿田彦を以て別宮となす。」とあるとこからも猿田彦大神が天照大神の分身と分かります。これは「記紀」により天照大神は女性とされた、本来は太陽神としての原型である天照大神（天照国照）の男神としての別名と思われます。
