古田史学 | 古代史ブラブラ

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古墳・飛鳥時代を中心に古代史について綴ります。

教科書で習った古代史とは異なる学説を提示した研究者として、古田武彦氏(1926~2015年)を取り上げたい。

 

古田氏の主な著作は『「邪馬台国」はなかった』(1971年)、『失われた九州王朝』(1973年)、『盗まれた神話』(1975年)であり、近畿天皇家一元史観ではない多元史観、九州王朝説を提唱した。

 

古田氏が提唱した多元史観に基づいて歴史研究を行う団体として、「古田史学の会」(略称:古田史学会)」がある。

 

『古田史学論集第二十三集:『古事記』『日本書記』千三百年の孤独 消えた古代王朝』(2020年3月)に記載の古田史学会の名簿によれば、代表・会報編集責任者の古賀達也氏、事務局長の正木裕氏、会誌編集責任者の服部静尚氏らの代表世話人がおられる。

 

古田史学の会の「地域の会」は北海道、仙台、東海、関西の4つ存在する。古田史学の会のHP(「新古代学の扉」)を見ると、関西古田史学の協賛講演会において、上記の正木氏や服部氏が講演されたYoutube動画が掲載されている。

 

当方は神奈川県在住だが、会長及び事務局長が神奈川県に在住されている友好団体として、「多元的古代研究会」(略称:多元の会)がある。

 

多元的古代研究会のHPを見ると、月二回(月曜午後。神奈川県民センター)の「多元横浜読書会」、月一回(日曜午後。文教区民センター)の「発表と懇親の会」が開催されている。