そろそろエクシーズフェスティバルが近付いてきましたね。

リンク召喚ができない蟲惑魔だとどうしようもなさそうなので、

わくわくアーゼウスデッキを作成して待機してます。古代米です。

 

今回は「落とし穴」罠カード紹介です。全部紹介すると無駄に長くなるので

蟲惑魔デッキに採用する可能性があると思っているものだけ紹介します。

 

1.底なし落とし穴  ★★★★★  

発動条件

相手がモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時

効果

そのモンスターを裏側守備表示にする。

この効果で裏側守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない。


発動条件が緩い上に表示形式を変えるだけなので耐性に阻まれることも中々ないです。

「裏側守備表示にするだけで妨害になるのか?」と思う方もいるでしょうが、

表示形式を変えられないのはそのターン中ではなく、フィールド上に残る限り永続です。

なので相手としては何かしらの素材、コストなどで処理するしかできないワケですが、

リンク/エクシーズなどの素材には裏側表示からだとできません。

モンスターゾーンを埋め続ける置物を相手は抱えることになるワケですね。

欠点としては

・リンクモンスターは守備力がないため裏守備にできずこのカードが使えない。

・普通にアドバンス召喚の素材にされてしまう。

あたりになるでしょうか。

汎用性バツグンのカードなので、2~3枚とりあえずで採用していいでしょう。

 

2.墓穴ホール ★★★★★

発動条件

手札・墓地のモンスターまたは除外されているモンスターの効果を相手が発動した時

効果

その効果を無効にし、相手に2000ダメージを与える

 

墓地利用、手札誘発などを咎めるカードです。

雑に増G、うららを投げられたときなどに無効にして2000点叩きつけるのもいいですし、

電脳界やエルドリッチ、LL鉄獣などに対しては強力な妨害効果になるでしょう。

2000ダメージというのは打点に乏しい蟲惑魔にとって大きな数字で、

神の宣告を使って残り4000LPの相手に墓穴ホール2回でリーサル。なんてこともしばしば。

汎用の手札誘発はどんなデッキにも入っているので相手を選ばずに採用できるカードです。

こちらも2~3枚採用していいでしょう。

 

3.絶縁の落とし穴 ★★★★☆

発動条件

リンクモンスターがリンク召喚に成功した時

効果

フィールドのリンク状態ではないモンスターを全て破壊する

 

範囲除去カードですね。激流葬に近いことができますが条件がリンク召喚に限られます。

じゃあなぜ激流葬ではなくこれを採用するのかというと、

蟲惑魔は全員「落とし穴」罠カードに耐性をもっているからですね。

こちらの盤面は無傷で相手の盤面を一掃することが狙えます。

蟲惑魔デッキはリンク1のセラを出す動きが基本なので、

手札に蟲惑魔1枚と伏せ札にこのカードがあればセラ召喚+絶縁の落とし穴で

簡単に範囲除去しつつセラの罠反応効果で蟲惑魔を呼び出せます。

強力なカードですが、1度決まれば充分勝敗を決めれるカードな上に

落とし穴サーチは簡単にできるので、採用枚数は1~2枚程度でいいでしょう。

 

4.電網の落とし穴 ★★★☆☆

発動条件

相手がデッキ・墓地からモンスターを特殊召喚した時

効果

そのモンスターを裏側表示で除外する

 

効果がメチャクチャ強いですが、条件が少し厳しいカードです。

モンスターを召喚→サーチ→サーチしたカードを特殊召喚→EXデッキのカードを召喚

こういった動きをするデッキって結構多いと思うんですけど、

この動きに対しては発動タイミングが全くありません。

一方で、「紅き血染めのエリドリクシル」で出てきたエルドリッチにコレを返せば

相手が即サレンダーすることも多い、強力なカードですね。

他の使いやすい落とし穴をしっかり入れた上で採用するカードになるので

他の通常罠カードと枠を取り合いがちです。

自分の使いたい通常罠カードと相談し、0~2枚程度の範囲で採用を検討するといいでしょう。

 

5.時空の落とし穴 ★★★☆☆

発動条件

相手が手札・EXデッキからモンスターを特殊召喚した時

効果

手札・EXデッキから特殊召喚されたそのモンスターを持ち主のデッキに戻す。

その後、自分は戻したモンスターの数x1000LPを失う。

 

さきほど紹介した電網の落とし穴とは条件が真逆ですね。

デッキによっては除外よりもキツいデッキバウンス効果が特徴ですが、

LPを失う効果がついているのが少し怖いですね。

「底なし落とし穴」で対応できないリンクモンスターに対する罠としては悪くない選択肢になりますが、相手のデッキ次第では発動機会がやってこない可能性もあります。(真竜など)

自分にとっての仮想敵次第で採用枚数を決めるといいでしょう。

電網の落とし穴と両採用することで対応できる場面を広げるのもイイと思います。

 

6.狡猾な落とし穴 ★★★☆☆

発動条件

自分の墓地に罠カードが存在しない場合、フィールドのモンスター2体を対象にして発動

効果

そのモンスターを破壊する

 

発動条件が落とし穴にしては非常に珍しく、

相手の「召喚時」「効果発動時」に限定されていません。

フィールド上に2体モンスターがいればいつでも発動できる、汎用性の高いカードです。

相手モンスターが1体であっても、自分の蟲惑魔と合わせて2体を対象にとり発動することで

相手モンスターを破壊しつつ蟲惑魔は自身の耐性により無傷で妨害を通せます。

が、しかし、「自分の墓地に罠カードが存在しない」というのは厳しい条件であり、

基本的には1ターン目にしか使えないです。

2枚以上採用しても片方が既に使用されて墓地に存在しては使えないため、

1枚採用で留めるのがいいでしょう。

 

7.奈落の落とし穴 ★★★☆☆

発動条件

相手が攻撃力1500以上のモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚した時

効果

その攻撃力1500以上のモンスターを破壊し除外する

 

懐かしの除外カードですね。蟲惑魔デッキであれば現役で使えます。

除外されると困るカード、例えばエルドリッチなどに使えると非常に効果的ですが

このカードは「破壊し除外する」カードなので、

破壊耐性が付与されたエルドリッチには効きません。

電脳界やサンダードラゴンなど除外されても平然と回してくる奴らもいるので

そこまで優先度は高くないですね。0~1枚程度が目安でしょうか。

 

8.蠱惑の落とし穴 ★★★☆☆

発動条件

このターンに特殊召喚された相手フィールドのモンスターが効果を発動した時

効果

その効果を無効にし破壊する

 

相手の効果を無効にしつつ破壊できることが特徴のカードです。

特殊召喚時効果を相手が発動した時、他の落とし穴ではそのモンスターを除去できても

効果自体は通ってしまうのが欠点だったのですがこのカードであれば対処できますね。

たとえば相手がアーゼウスを召喚して全体除去を試みた場合、このカード以外の落とし穴ではアーゼウスの除去はできても結局更地にされてしまうことでしょう。

ただし、召喚されたアーゼウスが次のターン以降になってから効果を発動した場合

このカードは発動条件を満たせないため結局更地にされてしまいます。

発動条件が一長一短なため評価は難しいですが、採用しても1枚でしょう。

1枚デッキに入ってさえいれば、「フレシアの蟲惑魔」の効果で使えますしね。

 

9.煉獄の落とし穴 ★★☆☆☆

発動条件

相手が攻撃力2000以上のモンスターを特殊召喚した時

効果

その攻撃力2000以上のモンスター1体を選び、効果を無効にし破壊する。

 

こちらも相手の効果を無効にしつつ破壊できるのが採用理由になるカードです。

除去耐性やフィールドから離れた際の効果持ちに対しての有効打になるでしょう。

しかし、攻撃力2000以上という条件は中々厳しく、

下級モンスターのサーチ効果などはこのカードで止められないと割り切る必要がありますね。

自分は採用しても1枚と考えています。

 

10.串刺しの落とし穴 ★☆☆☆☆

発動条件

このターンに召喚・特殊召喚された相手モンスターの攻撃宣言時

効果

その攻撃モンスターを破壊し、

そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える

 

「墓穴ホール」のように相手に効果ダメージを与える落とし穴ですね。

しかし、発動条件がすごく狭く、バトルフェーズでしか使えません。

事前にアクセスコードトーカー等で除去されたり、

ホープザライトニングで発動タイミングをスキップされるとあまりに無力です。

他の落とし穴であればアクセスコードトーカー着地前のリンク2~3の段階で妨害ができますし

ホープザライトニングも召喚タイミングであれば妨害し放題です。

そういった意味で採用する必要性は薄いカードだと思いますが、

墓穴ホール+串刺しの落とし穴を用いたバーンダメージ軸の蟲惑魔を構築してみるのも

面白いかもしれませんね。

 

11.姑息な落とし穴 ★☆☆☆☆

発動条件

相手がモンスターを守備表示で特殊召喚した時

効果

その守備表示モンスターを除外する

 

条件が中々に渋いです。安定して刺さりそうな相手はドライトロンあたりでしょうか。

エルドリッチも「黒き覚醒のエルドリクシル」で特殊召喚された際には返せます。

あとはアーゼウス等もライトニング・ストーム警戒で守備表示置きすることが多いですね。

ただ、上記3種の状況って全て「奈落の落とし穴」でも対処できちゃうんですね。

そういった理由でこのカードをわざわざ選ぶ理由は今のところないかなって気がしてます。

 

 

以上!

 

今回は「落とし穴」罠カードを紹介してみました。

「落とし穴」カードは低レアばかりで生成が簡単なため、

是非実際にデッキにいれて色々試してみてほしいですね。

 

採用枚数としては合計で6~10枚程度を目安に採用すると、

事故率を抑えつつ相手の行動を封殺しやすいバランスになると思います。

また、落とし穴だけでは発動条件がネックなため、

よりいつでも使える「強制脱出装置」のような汎用通常罠も採用していくと勝率が上がります。

 

次回は蟲惑魔に採用しやすい汎用カードの紹介をしていきたいですが、

「エクシーズフェスティバル」がくるため番外編を投稿するかもですね。