今回もお馴染みのあの一本『蓬莱泉』です。
 当ブログではこれで3回目のご紹介となります。最多ですね。
 愛知県といえば蓬莱泉、なのは仕方ないところもありますもん。どれも普通に美味いですし。
 
 







原材料:米(国産)
米麹(国産米)使用米:麹米:酒造好適米(精米歩合50%)
掛米:一般米(精米歩合50%)
アルコール度数:15度以上 16度未満

(QRコードの製品情報から抜粋)
 
 『蓬莱泉』の純米吟醸といえば『和』
 酒銘は「和醸良酒」、つまり「和は良酒を醸す」に由来します。




 キャップにも描かれてありますね。
 『蓬莱泉』シリーズの全てにこのキャップが使われています。和の精神が生んだということですかね(聖徳太子的な)。
 僕とよく飲みにいく友人は『蓬莱泉』を「中国のような名前」と言ってましたが、まぁ蓬莱泉の"蓬莱"って日本のことだと言われてますからね。
 『蓬莱泉』の銘は新城市の鳳来寺山に由来を持ちますが、東三河には徐福の渡来伝説(秦の始皇帝の時代に、徐福という人物が東の海上にある蓬莱山に不老不死の霊薬があると始皇帝に吹き込んで、多くの若者や子供を伴い秦を脱出し、日本にやってきたという伝説)もありますから侮れません。
 徐福は日本建国の父という説もありますから、「蓬莱」の名を持つものに和の精神を語るのは相応しいものなのかも。
 

 徐福伝説の話は長くなりますので、いい加減飲んでみましょう。

 注ぐと吟醸香が穏やかに上ってきます。
 含むと、メープルシロップのようなまろやかでコクのある甘味が引き立ってきます。ナッツのような香りも際立っていて、余韻も長めかつ心地よい感じ。
 前回の『奥』のような熟成感とはまた違い、さりとてフレッシュな出来たてとも違った趣きがあります。
 華やかさと風格の両方を兼ね備えた感じで、ベテラン俳優のそれに近いのかもしれないです。
 
 しかし、ここ最近ちと激務が続いてますね……まぁ、転勤先の仕事に慣れてしまうと仕事も増えてしまうからなんとも。
 僕もこの『和 熟成生酒』のように、熟成していい味を出せるようにならねばなりません。ええ。
 

クリックよろしくお願いいたします
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
にほんブログ村