先日、乳児院に赴いたところ、
玄関に昨年のクリスマスパーティーの写真が飾ってありました。
このとき僕はヨーロッパ武者修行帰りで、
子ども達に、クロアチアのおサルの人形をプレゼントしました。
↑左下の写真がその様子です。
受け取ってくれた女の子、ずっと大事そうに抱えてくれていました。
先生が「みんなのだよ」と言うと、
女の子は「うん」と言いながらも、
離しませんでした。
その様子が嬉しくもあり、どこか寂しくもあり。
最初、出会ったとき、
おやつを一口食べる度に、
「食べていい?」と聞いてくる子でした。
この歳の子って、食べたいものなんてすぐにぺろっと全部食べてしまうものだと思いますが、当たり前のものがない子達、自分だけのものにせず、みんなで分けないといけないという気持ちが育つのでしょうか。
そんな子がいつまでも大事そうに人形を抱える姿が忘れられません。