🐱オシリス神

 

🐱オシリスのヒエログリフ

 

🐱このオシリスの苗床は陶器でできている。

 

オシリスの名前は、「玉座(王権を意味するシンボル)」と「目👁(“作る”を意味する絵文字)」のヒエログリフから成り立つことから、創造や豊穣の神として考えられています。目のヒエログリフはイリと読み、「作る」、「行う」、「時が経つ」、「(子供を)もうける」、「(畑を)耕す」等の意味があります。玉座のヒエログリフはオシリスの妻イシス女神のシンボルです。おそらく、目のヒエログリフの「(子供を)もうける」や「(畑を)耕す」の意味に豊穣や再生の意味が込められていて、当時穀物を代表とした食物を掌握する者は権力を司ることから、オシリスの名前に玉座のヒエログリフが使われたのかなと思いました。食べ物を制する物=王者。オシリスは穀物の王者を表す神だと思います。今でも「種を制する者は世界を制す」と言うし。

 

実はツタンカーメンの墓の副葬品には、オシリス神を型どった木製の苗床(なえどこ)がありました。この中に、大麦の種と土が入っていて、芽が出るとオシリスの姿が緑色の細い葉でいっぱいになるようになっています。おそらくオシリス神の再生の力にあやかるための呪具だと思います。小麦は生命を維持する力のシンボルだったので、おそらく大麦も同じような意味合いを持っていたと思います。墓の壁画には、小麦を栽培する場面がよく描かれました。芽🌱を出す小麦はオシリスの象徴でした。

 

参考にした主な文献

近藤二郎『エジプトの考古学』同成社、2012年。

マンフレート・ルルカー著、山下主一郎訳『エジプト神話シンボル事典』大修館書店、1996年。

Wilkinson, T. (2005). The Thames & Hudson Dictionary of Ancient Egypt. London: Thames

& Hudson.

 

 

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