🐱オシリス神

 

ウンム・エル=カアブでは、オシリス神のために奉納された土器が第1王朝(紀元前3000- 2890年頃)のジェル王の墓の辺りに集中的に残っています。古代エジプトの人々が中王国時代(紀元前2055-1650年頃)にはジェル王の墓をオシリス神の墓と考えていたからです。当時人気だったオシリス信仰の神話に基づいて亡くなった王は冥界の神オシリスの化身と考えられていたためでしょう。

 

毎年、オシリス神話を再現するための行列も実施されました。この神事では、オシリスとセトとの戦いやオシリスの復活の場面が再現されました。神聖なネシュメトという樹皮に神像を乗せた行列は、コム・エス=スルタンから、ウンム・エル=カアブまで進んだようです。コム・エス=スルタンとは、礼拝堂や中王国時代における高官の家やファイアンスの工房が発見されている場所です。

 

主に参考にした文献

近藤二郎『エジプトの考古学』同成社、2012年。

Redford, Donald B. (ed.) (2001). The Oxford Encyclopedia of Ancient Egypt. Oxford and

 New York: Oxford University Press.

Wilkinson, T. (2005). The Thames & Hudson Dictionary of Ancient Egypt. London: Thames

& Hudson.

 

 

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