ドゥアトと読むヒエログリフ。「冥界」を意味します。

 

このヒエログリフの中に、円に囲まれた星の文字が使われています。実は、古代エジプトにおいて星は死者の領域である冥界でした。死者は星の中で生き続けたとされています。星は西に沈まず不滅のものと考えられていたので(例えば北天の星はイケムウ・セクと呼ばれ、「滅びない星」を意味した)、古代エジプト人は星のように生き続けたい願いがありました。そのため、棺には星が描かれました。

 

A. 昨日の答えは、「鏡」でした⭐️

当時の鏡は磨かれた銅板で作成されていました。

中王国時代(紀元前2055-1650年頃)以降、太陽円盤🌞が鏡の雛形となったようです。

ハトホル女神やムゥト女神には、供物として鏡を2つ贈られました。

 

参考にした主な文献

近藤二郎『星座の起源:古代エジプト・メソポタミアにたどる星座の歴史』誠文堂新光社、2021年。

松本弥『物語 古代エジプト人』文藝春秋、2000年。

マンフレート・ルルカー著、山下主一郎訳『エジプト神話シンボル事典』大修館書店、1996年。

矢島文夫『古代エジプトの物語』社会思想社、1974年。

Wilkinson, T. (2005). The Thames & Hudson Dictionary of Ancient Egypt. London: Thames & Hudson.

 

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🌛月の上で眠るスフィンクス猫さん

 

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「ちょこん。」スフィンクス演じるねこさんがちょこんと座っているデザインです。

 

「ちょこん2。」

 

「ちょこん3。」

 

 

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