前回、古代エジプトでは死者の魂は鳥の姿で表されることを書きました。

 

🐱バーは、古代エジプトにおける死者の霊のこと。死者の人格を表す。頭が人間で、体が鳥。。。

今回は、他国の古代世界における鳥と霊の関係を示す例を取り上げます。

 

①   古代中国では鳥は「霊の使い」を表わす(白川静、梅原猛『呪の思想:神と人との間』参照)。

 

②   日本では、ヤマトタケルノミコトは能褒野(のぼの)で崩じてから白い鳥になって飛び立ったことが書かれている(古事記中巻)。

 

③   ガスターは『世界最古の物語』の中で、死者の魂はしばしば鳥の形をとると考えられ、ローマ風のシリアの墓石にはよく鳥の姿が彫られていると述べている。それは、旧約聖書における神を賛美する『詩篇』(90・10)において、死者の魂が飛び去るという言葉の表現をしていることからも、死者の魂が鳥としてみなされていたと指摘している。

 

このように「死者の魂が鳥の姿で表れされる」ことは、古代エジプトに限らず、日本や中国など古代人にとって共通の認識だったようです👀びっくり!

 

参考にした主な文献

松本弥『物語 古代エジプト人』文藝春秋、2000年。

マンフレート・ルルカー著、山下主一郎訳『エジプト神話シンボル事典』大修館書店、1996年。

矢島文夫『古代エジプトの物語』社会思想社、1974年。

Wilkinson, T. (2005). The Thames & Hudson Dictionary of Ancient Egypt. London: Thames & Hudson.

 

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