写真はウェールズのブレコンビーコンズ公園の山。
今日は世の中のことに関して、国際ジャーナリストの堤未果さんの本を取り上げます。
○堤未果『株式会社アメリカの日本解体計画』経営科学出版、2021年。
日本の現状の困難さの原因がわかりやすく書かれています。
⬇️この本の中の大事なキーワード。
・ロビイスト(企業や個人が利益増を目的に政党や議員に働きかける人)
・マスコミは個人に焦点を当てる
・回転ドア(利害関係者が政界と業界の間を行き来すること)
・お金の流れと人事を見れば権力構造が見える
・ウォール街とゆうちょ銀行
・ウォール街と私たちの年金
・ビッグニュースの裏で通過している社会を変える重要法案等
・有識者会議
・情報を見定めるには権威やデータ、記号に騙されず、必ず「お金の流れ」をチェックする。
(例:大手マスコミの場合、公開されている株主構成を見て外国資本がどれくらい入っているか自分の目で確認。
日本の資源がどんどん外資に売られても報道されないのは外資が大手マスコミの株主に入っているから。)
→受け身をやめて報道内容が偏っていないか、いったん新聞やテレビを見るのを止めて自分の頭で考えてみる。
・フェイスブックで気をつけることは、そこで得る情報が偏りやすいこと。
・XやTikTokなど高速のSNSの特徴の1つは、思考より人の「感情」を捉える。出てくる情報を個人が皮膚感覚的にキャッチする
から、一瞬でわかった気になりやすい。情緒的にエスカレートしてゆくSNSだから、冷静さを失いやすく感情的になりやすい。
・政治的役割を担うSNS
・デジタル断食の重要性
・現代史と法律の動きを見れば社会の動きが見える
・直感を信じる(違和感など)
この本を読んで衝撃だったのは、ホワイトハウスの国会議員の言葉です。
アメリカ合衆国はもうどこにもないけれど、株式会社アメリカならある。
レーガン政権から株式会社アメリカになってしまったと。
アメリカの地域主権が変わって、GAFAなどのグローバル企業とそのバックにいるウォール街
が中心となる(株)アメリカになってしまいました。
そのため、(株)アメリカの動きを知るには、大統領の動きではなく「ウォール街の
動き」を見ないと実際に現実で起きていること(日本の資源がグローバル企業にどんどん売られていること等)が
見えづらいです。物事を見る視点が問われる時代だと思います。
👀最近のニュース
①昨年の12月に自民党の裏金問題のニュースの裏で、殺傷能力のある武器の輸出可能に。国会を通さずに閣議決定。
もし、日本製の武器がイスラエルに渡ればアラブから敵視される可能性があるリスクがある。つまり、その武器が渡った
国と敵対している国には敵視されるかもしれないということ。
そして、日本が間接的に戦争に関与することになるリスクがある。
武器だけでなく、海外で特許を持つものを日本で生産する流れがある。遺伝子組み替え食品やゲノム編集なども。
②みつひかり
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