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夏と花火と私の死体

まず、「僕と乙一の出会い」というところでも紹介した「夏と花火と私の死体」について書きます。タイトルもさることながら、内容も奇妙かつ怖いです。乙一の作品は想像もつかないような話の設定のものが多いです。  

この本の特徴は、死体である私の視点から物語が語られるところ。9歳である五月、つまり私は、仲良しの弥生に木の上から落とされ、死体となります。その日から弥生と、弥生の兄・健の私の死体隠しが始まります

隠蔽がばれるか、ばれないか。どんな結末をむかえるか。はらはらし通しで、話の展開が気になって仕方ない話でした。道徳的にどうかは別として、この話はおもしろいなと思いました。 

これよりもっと非現実的で怖い話もあるかと思えば、ほっとする話もあったり、悲しいままに終わってしまう話もあったり。乙一の作品は僕を飽きさせません。次は「暗いところで待ち合わせ」を紹介します。




僕と乙一の出会い

2年前の夏、表紙の絵が怖くてインパクトがあったので目にとまり、なんとなく買ったのがきっかけです。その作品は、上のプロフィールで紹介したデビュー作、「夏と花火と私の死体」 でした。

本当に面白い作品で、数時間で読み終えました。後に、この作品を描いたのが17才のときだったことを知り

、なんてスゴい人なんだ、と驚いたことを覚えています。

他にどんな作品を描くんだろうと興味がわき、そ れからいくつか乙一の作品を読みました。

これから後、作品紹介と同時に僕の感想を載せていきます。

乙一プロフィール

まず最初に、乙一のプロフィールを紹介します。乙一、1978年10月21日生まれ。本名:安達寛高。福岡県出身。豊橋技術科学大学工学部エコロジー工学課程卒業。大学在学中はSF研究会所属。

1996年、夏と花火と私の死体で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、デビューしました。乙一という名前は、使用していた電卓の名前が「Z1」であったかららしいです。本名で映像作家としても活動しています。今年の春、『ZOO』が映画化され上映されます。