掛川市のホームページの情報掛川市が男女ともに最もガン死亡率が低いという結果が示されました |
更新日: 2015年12月14日 |
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掛川市 掛川スタディのとりくみ(平成23年で終了) 現在、国内のメタボリック症候群・予備群該当者は2,000万人いると言われ、日本人の約3分の2が生活習慣病で亡くなっている。また、世界の糖尿病患者は2.3億人といわれ増加の一途をたどっている。そのような中で緑茶の抗動脈硬化作用が多くの動物実験から示されるなど緑茶の健康機能が注目されつつある。 |
· 世界をマーケットにした茶業振興 · 人々の健康向上に寄与 |
1 各研究者における研究実績東北大学では大規模コホート研究によって、緑茶摂取により循環器疾患死亡リスクが有意に低下することを発見した(JAMA2006:米国農務省にて招待講演2007)。 掛川市立総合病院では、C型肝炎のインターフェロン治療に緑茶を併用し治療効果を高めている。 野菜茶業研究所では、抗アレルギー作用のある茶品種を用い、飲食品、スキンケア商品を開発した。 茶カテキン類の脂質代謝改善効果、糖尿病改善効果が動物実験で示唆されている。 掛川市では先行試験として2008年に『やぶきた』の吸収率試験、生活習慣病予防効果の検証のための試験を実施した。
2 緑茶生産地の健康状況掛川市など県西部地域では住民の死亡率(全死因SMR)が静岡県の中でも低く、健康的な地域となっています。一因として、国内有数の緑茶生産地である静岡県の中でも生産量が多い地域であるため、緑茶(リーフ茶)の飲用が健康に影響を与えているということが、考えられます。 |
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緑茶研究シンポジウム 緑茶の可能性を極める
7月30日(土曜日)生涯学習センターで行われた『緑茶研究シンポジウム』において、緑茶の生活習慣病予防研究『掛川スタディ』の研究経過の報告が行われました。
研究総括者の東北大学 栗山進一教授は、基調講演で「日本茶の効能を世界に発信するためには、科学的なデータの積み重ねが必要。研究規模を広げて取り組んでいきたい」と研究への協力を市民に呼びかけました。また、進められてきた研究については、「緑茶カテキンは摂取量とともに、吸収率を上げる工夫が必要」、「緑茶はビタミンAや牛乳と同時に摂取することで、カテキンの体内への吸収を良くする傾向があった」などの報告がありました。
引き続き実施している研究のなかで、今後さらなる情報発信が期待されます。