コロナウィルスが世界中に蔓延して大変な事態となっています。終息の見通しもたたず、その先には分断された経済活動により破壊された世界経済が予測されます。人類は数千年に一度あるかないかの災難に見舞われていると思います。このような事態はノアの箱舟のような神の意志かもしれません。
この難局を乗り切るには相当な努力が必要だと思います。まずは経済活動を度外視してコロナウィルスの広がりを抑える。そして生き残ってからは、破壊された経済をどう立て直すかになります。各国政府は巨額の支援金を放出する予定ですが、もともと財源がなかったところからの拠出ですので、単に借金が増えただけに過ぎません。もしもシナリオ通りに経済の再生がなされなかった場合、世界恐慌が起こる可能性もあります。暗い将来が暗示されています。
私も2月以降は自宅と会社の往復以外は余分なところには行かないようにしています。土日は家で溜まっていた物の片付けをしています。最初のうちは近くの日帰り温泉に行っていましたが、それも自粛するようになりました。テレワークにより自宅にいる時間がいつもの10倍以上になりました。閑すぎてストレスが溜まります。
このような状況で安倍総理が緊急事態宣言を発令しました。総理の演説は説得力がありました。しかし宣言は法的な強制力がなく、あくまで国民の自覚を促す内容です。これにどう答えるかが日本国民の課題です。総理が言ったからというわけではなく、日本人として規範のある行動がとれるかどうかということです。我慢と考えるからストレスになるのです。発想の転換が必要です。
コロナウィルスの脅威は先が見えない展開です。仮に治療薬が開発されても、それが容易に使用できるようになるのはかなり先になります。製造が簡単なマスクですら入手するのが困難な状況が続いています。出口は見えない状況ですが、爆発的感染(パンデミック)さえ起こさなければ再生の道はあります。人と接する機会を極力減らす努力を日本人は強く自覚して行う時期なのです。
日本人は今までに幾度もの国難を乗り越えてきました。今回もそれが試されています。日本が率先して感染を抑えることに成功して、世界に希望を与えることが重要です。日本ならばそれができます。神の子の民族ですから。