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読み始め日 : 2008/08/12(火)
読み終わり日 : 2008/08/13(水)
読書時間 : 約2.5時間
ジャンル : お金持ち本
全体評価 : 4
お役立ち度 : 4
泣き度 : 1
笑い度 : 1
一言サマリー : 大昔の粘土板に書かれている賢者からのアドバイス!現代にも全く当てはまるんだなぁ
- <新訳>バビロンの賢者に学ぶ錬金術/ジョージ・サミュエル・クレーソン
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いわゆる「お金持ち本」ってやつですね。![]()
貯金が全くないくせにこういった類の本は大好きです。![]()
カバーの品のよさもあって本屋でジャケ買いでした。
だってバビロン
ですよ?![]()
紀元前2~3千年の王国の賢者が教えてくれる錬金術ですよ?
「目には目を。歯には歯を。」 ですよ!!!(?)
本の内容は、
バビロンの遺跡から発掘された粘土板に記された
当時の「お金」にまつわるアドバイスのお話。
それが現代にも全く当てはまりますねー。
というもの。
実際に粘土板に書いてあった内容を
物語形式で読ませるもので
すらすら読めます。
賢者のアドバイスはコレ!といって
目新しいものはありませんが
21世紀の今までかれこれ
40世紀にも亘るお金にまつわる真理だと思えば
やったろうやないか!
って気持ちになりますね。
しかも難しいことはあまり書かれておらず
何と無く実践できそうなんですよ。ホント。
その中でも共感できた内容をご紹介します。
・財布に入れた10枚の硬貨のうち9枚だけ使う
(収入の1割以上を貯蓄する)
・金を動かし、家畜のように自然に増やし、収入とする
(細心の注意をもって手堅い投資を行う)
※ここで言う「手堅い投資」って難しいですね。。
当然、銀行預金(年利0.5%)のことではないと思いますが。。
・優柔不断ではなく、「行動する人」が女神を一番喜ばせる
・黄金は無理に儲けようとする者、未熟な自分に頼り投資を甘く考える者から逃げてゆく
(自分はこれに当て嵌まりそうです。。笑)
・友を助けたければ、相手の荷を背負わないようにやれ
(友人が困っているからと言って、借金の肩代わりをしてもそれは友情の崩壊をもたらすだけ)
・人は適切な保護がなければ生きなれない
(財産を損失から守るのが一番大事。オフェンスよりディフェンス重視!)
・人生は楽しいことに満ちている。仕事が奴隷だけのものでなくて幸いだ。そんなことになれば、最高の喜びが味わえなくなってしまう。私は多くのことを楽しむが、仕事ほど楽しめることはない。
(バビロンの富豪がたくさんの奴隷を持っているのに、なぜ働くのか?と問われて。)
いかがですか?
一部、人生訓みたいなものもありますが
これらが紀元前20世紀くらいの粘土板に記されているということが
驚きです!!!
(日本では・・・縄文時代から弥生時代にかけてくらいですかね。)
上記の抜粋だけ見ると、
だいぶ陳腐な内容に見えますが
奴隷から成り上がるサクセスストーリーなど
千夜一夜物語っぽくて楽しみながら勉強できる本になっています。
今までの人生で「貯蓄・貯金」というものをやったことが無い自分としては
とりあえず、「手取りの1割を貯蓄にまわすこと」から実践してみます!
・・・来月ラスベガスに行ってくるんですけど!笑
・黄金は無理に儲けようとする者、未熟な自分に頼り投資を甘く考える者から逃げてゆく
むむ~~ぅ。

