​息子(中高一貫校に通学する、高1)とその母の、家庭学習記録です。
学校と同じスピードなので、公立より1年ほど先取りしています。


◎小3、4年時の状況

娘がどれくらい算数が苦手だったのか、例を出してみようと思う。
小3か小4で学習した和差算にまず、つまづいた。

問題
遊園地に来ています。
大人4人と子供2人で入場料の合計は10、000円です。
大人2人と子供2人だと、入場料の合計は6000円です。
さて、大人と子供の入場料はそれぞれいくらでしょう。
 
解答
大人を○、子供を△とします。
◯◯◯◯+△△=10000  ①
◯○+△△=6000   ②
①−②により
◯○=4000
○=2000
 
確かこんな風な問題だった。
差し引きして解けばよいだけだが、どうにもこの『差し引き』がわからないらしい。

グノのテキストはとてもわかりやすく、最初は◯や△はイラスト(真顔にっこりこんなの)で表現していて、次にこのように◯や△を個数分すべて図に書いて説明して、徐々に4×◯というように式を使って説明していた。
これ以上わかりやすく説明できないのだが、娘は中々理解しなかった。
タイプの似ている夫から説明してもらおうと説明してみたが、夫も最初はなかなか理解しなかった。

全てがわからないのではなく、娘には、どうしてもわからないポイントが算数にはあるようだった。
だが、差し引きがわからない、までは突き止めても、それの何がわからないのかわからない。
そんな手詰まりの状況のまま、娘は5年生になった。
 
◎小5の夏休み前まで

グノーブルでは、毎授業前の小テスト、月に1度のグノレブという復習テスト、半年に一度の模試がある。
グノレブはまだしも、模試は壊滅的で、算数は偏差値40をやっと超す程度となり、今までの学習が定着していないことがわかった。

新5年生になり、模試であまりに簡単な問題も解けなかった不安から、「中学入試つまずきを基礎からしっかり」文章題、計算、図形の3冊の既習部分を解かせてみた。
これらはあっさり解けた。
少しホッとした。

しかし、彼女の『模試の問題を解けない』の原因は、以前ブログに書いたが
◯硬めの長い文章を読み飛ばし過ぎて問題を理解できない
◯基本の計算のやり込みが足りない

後からわかるが、他にもたくさん問題があった。
問題山積なのに、どれも解消できていなかったため、これらの簡単な問題集が解けて
も模試の成績は上がらなかった。
しかし、全く理解できないのではなく、基礎は理解できているていることはわかった。
これは救いだと感じた。