息子(中高一貫校に通学する、高1)とその母の、家庭学習記録です。
学校と同じスピードなので、公立より1年ほど先取りしています。
◎小6夏
日能研の夏前の子ども会の日に、普段は明るくて面白くて優しい、息子が大好きな日能研の塾長が、ニコリともせず「この夏に勉強しなかった場合、2月にどうなるか」を説明してくれたのだそうだ。
どこにも行く先が決まらず、友人たちが進学先の話をしているのに加われず、立場のない状態の自分。
このままではそうなる。それをリアルに想像できるようになったのだ。
さすが塾長。親が何を言っても暖簾に腕押しだったのに。
息子のスイッチが切り替わったと側で見ていてもわかった。
彼は人生で初めて、猛然と勉強し始めた。(残念ながら今のところ最初で最後である)
下剋上算数は、夏前に基礎編の2巡目に入っていた。
しかし、模試も下克上も、『図形』をほとんど間違える。
塾長にも図形については面談で指摘された。
ほとんどというのは、たまに合っているのだ。
ふと、三角形の合同条件と相似の条件を確認してみたところ、なんとわからないという
それでどうやって、たまにでも正解していたのだろう?
なんと、指を当てて測っていたそうな。
「それでも結構あってるんだよね!あー、分かってないってばれて良かった〜。」
と、ほっとした顔で言う。
割合の最初の授業の頃に、インフルエンザのA型とB型に立て続けにかかった上に、花粉症になって塾を休みたおし、基本をわからないまま今日に至ったのだという。
驚愕過ぎて震える
YouTubeで合同条件と相似条件を説明している動画を見つけて、見て理解しておくことを言いつけ、仕事に行く。
もう本当に間に合わないので、夏期講習の文系科目をほとんど休んで、ひたすら算数、というか図形を解いた。
日能研の夏期講習のテキストの図形を主に解かせた。
夏期講習テキストの解説すらわからないと言うので、仕事と家事の合間に解説ノートを作る。
塾の先生に聞いてよ!と言うも、わからないところが多過ぎて恥ずかしくて聞けないとのこと。
家庭教師や個別を頼もうにも、図形の全てがわからないので、量が多過ぎて頼めない。
幸いなことに、中学受験を経験していなくとも、図形の問題はそう難しくなかった。
そうして夏は終わった。