​息子(中高一貫校に通学する、高1)とその母の、家庭学習記録です。
学校と同じスピードなので、公立より1年ほど先取りしています。

 
今年やっと中学受験が終わった娘は、唯一の得意科目が国語であった。
総じて全てに幼く、特に算数はもう、かなり不得意であった。
2年生の時に習う九九ですら、何度やっても覚えなかった
これは理屈がわからないからかと、
「2×3=6というのは、2+2+2と、2を3回足したもの、という意味だよ。2×4は、2+2+2+2だね。」
 
照れはてなマーク
↑こんな顔。可愛い。けど分かってない。
 
私の説明が悪いのだろうが、それにしてもあまりの手応えのなさに、発狂するかと思った。
大体、九九など理解もへったくれもないと思うのに、なぜ覚えないのだろう。
小学校では九九を2学期に習うと聞き、絶対に間に合わないと、前倒しで夏休みに特訓したのだが、正解だった。
しぶとく頑張った甲斐あって、学校では早く九九を習得できた人として先生に褒めてもらえたらしい。
自分は算数が得意だと思っているようだった。
 
このことから、娘は最初、日能研ではなくグノーブルという塾に入れた。
日能研は小5まで、いや、小6の頭くらいまで、ちんたら授業が進む。
そして小6の夏前後から猛ダッシュで進む。特に算数。
なかなかやる気にならず、突然頑張り始めた息子には日能研が最適だが、本人(の頭)がちんたらしている娘では、6年半ば以降は1ミリも理解できずに終わるに違いない。
そう確信した。
 
グノーブルは、SAPIXの先生が独立して作った塾で、教材はほぼサピックスと同じ、算数の授業は2週にまたがり同じものを学ばせるスタイルといい、少人数制で手厚いこと以外はほぼ、SAPIXだ。
もう一点違うのは、本当に国語が難しい。SAPIX以上らしい。
娘は、入塾試験は国語の力で突破できたが、その時点でも算数はついていけなくなるだろうと思われた。
もしついていけたら儲けもの、とにかくダッシュでできるだけ詰め込んで、新小6前には日能研に戻ろう。
そして既にグノで先取り学習した内容を、日能研で復習すれば、娘にも勝ち目があるのでは?
そんな気持ちで小3の9月にグノーブルに入塾した娘であったが、果たして、その通りの結果となったのである。
 
グノーブルの先生方はとても優秀だった。
コロナ禍で、途中から映像授業が始まったのだが、今まで人生で受けた授業の中で1、2を争う面白さと分かりやすさで、初めて授業に参加した私にも、とてもよく理解できた。
しかし、娘は真面目にコツコツ頑張っていたにもかかわらず、成績はどんどん下がり、小5になると算数は偏差値40前後をウロウロするばかりであった。
得意の国語はというと、ひどい時には52,3くらい、よくて62くらいであった。
(グノーブルの偏差値は、日能研の偏差値より8ぐらい低く出る。)
②へつづく