考察


一生に一度、伊勢の神宮に詣でる日本人は、たくさん居ることでしょう❗

しかし、内宮の宇治橋前の大きな松の木が、何故在るのかを知る人は、参拝する人の多くは知らないかも知れません❗


そこで、もし、参拝する予定がある方々に参考程度に松の木のことについて書いておきたいと思います❗

この話は、以前にも長文で書いていますが、今回は簡単に説明したいと思います❗


🔯ここは、伊勢の神宮内宮です❗
宇治橋前の鳥居の手前に大きな松の木が在りますね❔
元々、宇治橋鎮守の神様が祭られていた場所です❗
祭る理由は、悪霊が宇治橋からの侵入を防ぐ役目を持っています❗
今は大きな松の木となっていますが、元々は二株の小さなものだったのです❗
では、何故、社殿は無いのか❔
いいえ、社殿は在りますよ❗
殆どの参拝者は、その存在を認識してませんから、宇治橋鎮守の神様には、お詣りしてないのが現状です❗
鎮座しているのは、宇治橋に向かって真後ろのタクシー乗り場の森に鎮座しています❗
その場所に行くと【合格神社】の立柱がありますが、合格神社は向かって左側の緩やかな階段を上った所にあるのですが、左側ではなく、真正面の鳥居がありますから、その鳥居の奥に鎮座しているのが、宇治橋鎮守の神様です❗
悪霊を祓う御役目です❗
【悪霊の大祓い】と聞いたら何か思い出しませんか❔
そうです!

【祓戸四神】ですね❗
イフキドヌシ神様!
ハヤアキツヒメ神様!
ハヤサスラヒメ神様!
セオリツヒメ神様!

そして、内宮の宇治橋鎮守の神様とは、四神の一柱のセオリツヒメ神様の事です❗
宇治橋を起点にして、冬至には太陽が昇る位置は、宇治橋の延長線上となります❗
その反対に宇治橋を起点にして、夏至の太陽が没む位置が宇治橋鎮守の神様の位置となります❗

また、宇治橋鎮守の神様のことを五十鈴川の御手洗場に鎮座する瀧祭神として宇治橋鎮守の神様に向かって詣でる為の遙拝所がありますが、多くの人は【お取次ぎさん】と呼んでいるかと思います❗


よって、五十鈴川の瀧祭神の遙拝所に来るまでに2度の詣でるチャンスがあります❗
しかし、残念ながら、遙拝所にも詣でる人は少ないと言わざるを得ません❗

しかし、もう一箇所最後の詣でるチャンスは、天照大御神様の正殿の真後ろの別宮 荒祭宮です❗
看板には、天照坐皇大御神様の荒御魂と書いてありますが、この方こそ瀬織津姫様であり、宇治橋鎮守の神様、瀧祭神様、大祓の神様の事なのです❗


タクシー乗り場の森の宇治橋鎮守の神様(瀬織津姫様)であるからこそ、静岡県三島の瀧川神社(祭神の瀬織津姫様)の社殿が、伊勢の神宮内宮の宇治橋鎮守神様の社殿(饗土橋姫神社)の社殿の木材で式年遷宮解体の時に再利用されたのです❗


また、伊勢の神宮の式年遷宮では、125社ありますが、一番最初の社殿再建が、瀬織津姫様の社殿の饗土橋姫神社(宇治橋鎮守の神様)なのです❗
それだけ、伊勢の神宮では、瀬織津姫様は大事にされていることが理解出来るのです❗

しかし、そのことを大化の改新以降には公言してないから、瀬織津姫様は消されていると勘違いされています❗

皆さんには、是非とも瀬織津姫様を詣でるようお願い致します❗

By 古代の赤椿