画像

画像

今回はここ最近のこだクラ一押しで、愛飲しているスペシャルティコーヒーの新たな名店をエントリーしたい。
それは神奈川県の元住吉駅のブレーメン通りに所在する「Mui」(川崎市中原区木月)。“無為自然”という言葉から取られたという個性的な店名だ。当初、「もとえ珈琲」という名前で2013年に開店したが、その後2016年に改名し、「Mui」として現在に至っている。
きっかけは、数年前、横浜のベイクォーター地元名産コーナーでの出展。当時はもとえ珈琲としての出展だったが、試飲が美味しかったことや、店主の大沢征史氏がスペシャルティコーヒーを代表する名店、堀口珈琲で焙煎・ブレンドの責任者を務めたのち、独立開業したことを知り、その頃から少しずつ購入、今ではこだクラ一押しの豆として愛飲している。

決め手は堀口珈琲と同様、鮮度の高い味わい。店主の姿は、当時、堀口珈琲でも見かけた記憶があり、堀口珈琲で鍛えられたであろう焙煎の技が見事に息づいている。また、堀口珈琲でお気に入りだった、エチオピア産とコスタリカ産の豆の取り扱いが充実していた点も良かった。近隣の店舗ではない為、通常は主にネット通販を利用しているが、400gの豆を購入すればネコポス配送で、送料無料になるサービスも有難い。
いつも購入するのはブレンドとシングルオリジンの豆だが、中でもエチオピア「イルガチェフェ・ゴティティステーション(シティロースト)」(画像左)は、シングルならではのストレートさと、フルーティーな味わいが相まってこだクラの定番となっている。また、4種類あるブレンド豆の中では、今回購入した「ほどよいコクとバランスのブレンド(シティ・ロースト)」(画像右)と、「にがみとコクのブレンド(フレンチロースト)」がお気に入りで、口当たりのよい味が楽しめる。

先日、テイクアウトを兼ねて、初めて店舗で淹れるコーヒーを味わう機会があった。味わったのはコスタリカ産「ベンダバル農地」の豆。これまでコスタリカ産といえば、堀口珈琲の「ラ・ピラ農園」の豆がお気に入りだったが、その豆とはまた異なるシングルオリジンならではの味わいだった。

また、焙煎室から焙煎された豆の新鮮な香りが時折漂ってくるのもリアル店舗ならでは。店内に備え付けられたJBLのスピーカーからは、会話を邪魔しない程度の音量で心地よい洋楽のBGMが流れる。お昼前に居合わせた時間帯には男性客やカップルや親子が、快適な空間を過ごしていた。
元住吉はファミリー層や学生が多いだけに多くのカフェ店が立ち並ぶが、スペシャルティコーヒーを気軽に味わえる店として神奈川を代表する名店だと思う。これからもコーヒーの美味しさを多くの人に伝える店になってほしい。猛暑のひと時、快適な時間を過ごすことができた。

【コーヒー関連でエントリーした過去ブログ】
“こだクラ流”自宅でアツアツのコーヒーを飲む方法~Kalitaのコーヒーウォ-マーDX1~
堀口珈琲の新たなスタンダード!新ブレンド豆が登場!
“こだクラ”流美味しいコーヒー~Kalitaの銅ポットと堀口珈琲のエチオピア豆
こだわりカフェの旅 2012夏 in 美瑛③~美瑛で出会った理想のコーヒーカップと豆
“こだクラ”一押し絶品コーヒー~『珈琲工房HORIGUCHI』(堀口珈琲)のコスタリカコーヒー
絶品!こだわりの挽き立てコーヒー~名店『カフェ・バッハ』のバッハ・ブレンド

画像

画像