先日のアートフリーダム・ブラスバンドの演奏会で一曲、とても印象に残る曲があった。原曲は賛美歌で「Share My Yoke(シェア・マイ・ヨーク)」という曲。これをイギリスが誇る世界最高峰のブラスバンド、ブラックダイク・バンドの演奏で('96年録音 DOYEN盤)。「Cathedral brass」というアルバム名の通り、大聖堂で鳴り渡るようなサウンドが好きなには必携のアイテムだ。
「賛美歌」=「聖歌隊」=「合唱ジャンル」の音楽として捉える方は多いと思うが、実はブラスバンドの世界でも重要なレパートリーの一つとなっている。これはブラスバンドが救世軍の布教活動をしていたという歴史的な背景もあるようだ。先日のアートフリーダム・ブラスバンドの項でもブログしたが、同属楽器ならではの性質からいっても賛美歌はぴったりなジャンル。実際に自分も大学時代は賛美歌は必ず男声合唱のレパートリーに入っていたものだ。クリスチャンではないが、何か敬虔な気持ちにさせてくれるものがある。
このブラスバンド版「Share My Yoke」のメロディーはソロの為、奏者の腕の見せ所にもなっている。通常はフリューゲルホルンが担当するそうだが、先日の演奏会ではプリンシパル・コルネット奏者(オケでいう首席コンサートマスターのポスト)がソロを披露。緊張もあってか惜しいかな、テクニカル面は今一つだった。
このアルバムでも同様にコルネットがソロを担当。演奏者はかつてブラスアンサンブル界で一世を風靡したフィリップジョーンズ・ブラスアンサンブルの中核メンバーであるジェームズ・ワトソン。本人も元々ブラスバンドのコルネット奏者から演奏活動をスタートさせただけに、コルネットという楽器の特性を熟知した、見事なソロに仕上がっている。見かけは柔らかい音だけどどこかに芯を感じさせる音だ。
ここではワトソンが指揮も担当。ラストに収録されたサンサーンスの交響曲第3番「オルガン付~終楽章」は原曲を上回る素晴らしさ!通常はない装飾音が加わる等、壮麗の限りをつくしたアレンジとなっている。まさに「Cathedral」な「brass」。しばらく、オリジナルを聴くのをためらってしまった(^^;
「賛美歌」=「聖歌隊」=「合唱ジャンル」の音楽として捉える方は多いと思うが、実はブラスバンドの世界でも重要なレパートリーの一つとなっている。これはブラスバンドが救世軍の布教活動をしていたという歴史的な背景もあるようだ。先日のアートフリーダム・ブラスバンドの項でもブログしたが、同属楽器ならではの性質からいっても賛美歌はぴったりなジャンル。実際に自分も大学時代は賛美歌は必ず男声合唱のレパートリーに入っていたものだ。クリスチャンではないが、何か敬虔な気持ちにさせてくれるものがある。
このブラスバンド版「Share My Yoke」のメロディーはソロの為、奏者の腕の見せ所にもなっている。通常はフリューゲルホルンが担当するそうだが、先日の演奏会ではプリンシパル・コルネット奏者(オケでいう首席コンサートマスターのポスト)がソロを披露。緊張もあってか惜しいかな、テクニカル面は今一つだった。
このアルバムでも同様にコルネットがソロを担当。演奏者はかつてブラスアンサンブル界で一世を風靡したフィリップジョーンズ・ブラスアンサンブルの中核メンバーであるジェームズ・ワトソン。本人も元々ブラスバンドのコルネット奏者から演奏活動をスタートさせただけに、コルネットという楽器の特性を熟知した、見事なソロに仕上がっている。見かけは柔らかい音だけどどこかに芯を感じさせる音だ。
ここではワトソンが指揮も担当。ラストに収録されたサンサーンスの交響曲第3番「オルガン付~終楽章」は原曲を上回る素晴らしさ!通常はない装飾音が加わる等、壮麗の限りをつくしたアレンジとなっている。まさに「Cathedral」な「brass」。しばらく、オリジナルを聴くのをためらってしまった(^^;