今宵は初めて(?)の食べ物ネタとなるとんこつラーメンをエントリー(^^)出張で実に久々となる博多へ。博多は5年前まで3年間、転勤で赴任していた事もあり、自分にとっての思い出の地だ。
仕事が無事終わった19時過ぎ頃、帰りの飛行機までに是非寄っておきたい店があった。天神にある「元祖 赤のれん 節ちゃんラーメン」というとんこつラーメン屋さん。博多の地理がまだ右も左もよく分からない赴任まもない頃に、とんこつラーメンの味を初めて覚えた懐かしの店だ。最初にその地で食べた物は、その味のスタンダード(基準)になる。自分にとっては、これぞとんこつラーメン!と太鼓判の押せる店だった。
5年ぶり、その店は今も繁盛してやっているかな・・・・あったあった!しかも看板も新しくなってパワーアップしている感じだ(^^)
さっそく店内へ。昔と変わらず、カウンター席まで客でほぼ埋まっている。自分もカウンター席に座る。カウンターテーブルも新しくなっている気がする。相変わらずの人気店なのだろう。メニューは昔頼んだ「ラーメン定食」を注文。これはぎょうざ(3つ)、チャーハン、とんlこつラーメンの組み合わせで700円という、お得なセットだ。ちょうど空腹もピークに達していた。厨房では若い兄ちゃん達の博多弁が飛び交う。うーん、この会話、まさに博多!博多は屋台に代表されるように、仲間達が肩を寄せ合ってコミュニケーションを図れる街だ。この下町風な雰囲気が好きだ。
屋台といえば、前泊で博多入りしたその前日、博多の職場の人たちと長浜方面のお店(「山ちゃんラーメン」)にも行った。そこで食べるとんこつやおでんの味ももちろんよかったが、5年前までお世話になっていた人達の、他人行儀でない歓迎ぶりが何より嬉しかった。九州の人情味あふれる世界は屋台から生まれたのかもしれない。
さて、気になる5年ぶりのラーメン定食のお味は・・・ああ、5年前と変わらない味。美味い!全部平らげてしまった。
新しい土地と職場に、不安と期待が入り混じっていた九州転勤まもない頃の当時。そして現在。変わったもの、変わっていないもの、色々とあるけれど、久々に博多に来た事で、自分の原点にもう一度戻れたような気がした。
人口が集中した東京にいると日々殺伐としていて、ともすると自分を見失いがちになるが、博多は自分にとって、どこかホッとさせてくれるものがあった。そんな博多は自分にとっての心のホームタウンなのかもしれない。また博多に行くぞ!(^^)