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リアル版“こだクラカフェ”ともいうべき新しいアイテムを導入した。照明スピーカーがそれで、照明がスピーカーの機能を兼ね、天井から音が降り注ぐという優れもの。
よくカフェの店内でそっと耳をそばだてると心落ち着くBGMに出会うことはないだろうか?そんな時、どことなく音が聞こえる方向に目をやると、天井に埋め込まれたスピーカーや、高段に設置されたスピーカーから音楽が流れていることが多い。かねがね、カフェにいるような感覚で音楽も楽しめたら、と思っていた矢先、そんな思いを叶えてくれるソニーのLED電球のスピーカー(品番:LSPX-103E26)の存在を知った。

実用最大出力が2Wと小さいこともあり、2台購入。一台が約2.5万と高価なだけに、思い切った買い物になったが、2台にしてステレオ再生にする方が、サウンドに広がりが出るので予想通りだった。設置場所はもちろん食卓テーブル。元々、メインの照明器具の光量がやや弱かったので、補助照明として使えるのがまず実用に適っている。また、無段階で調光できるだけでなく、明かりが不要な場合はオフにもできる機能があるのもエコで良い。

操作はいたって簡単。Bluetooth接続でスマホに入れている音源を再生するだけ。天井方向から音楽が聴けるという、何とも不思議な感覚。これだけで極上のカフェ気分を味わえる。

しかしながら、この照明スピーカーの力量を発揮するのに最も重要なのは選曲といえるだろう。使用してみて感じたのは基本的に小編成且つ静かな音楽が合うこと。例えば、ジェーン・モンハイトのような女性ジャズボーカルや、ヒューストン・パーソン&ビル・チャーラップのサックス&ピアノのデュオのような音源はぴったりとはまる。食事時の雰囲気作りだけでなく、一日の疲れを癒すヒーリングとしても合う。今回の導入をきっかけに、照明スピーカーで鳴らすためのプレイリストを作ることもポイントだと感じた次第。通勤時だと、大音量で楽しめる音源にこれまで選曲が偏りがちだったが、照明スピーカーに視点を置くと、小音量でも楽しめる“スモールミュージック”ともいうべき世界があることに気づかされる。まさにカフェで流れているような、心にそっと寄り添う音楽だ。

また、ラジオのようなメディアも照明スピーカーに向いている。これまで定期的にradikoのアプリで聴いていたラジオ番組は、やはりBluetoothで接続して食卓で楽しめるようになった。

敢えて欲をいえば、低音がもう少しパワーがほしかった。照明に必要な容積や重量とのバランスを考慮すると、ウーハーを積むわけにもいかなかったのだろう。この辺りは、照明とスピーカーを融合する今後の技術に期待したい。

照明スピーカーの登場はオーディオとして新たな価値を見出してくれるように思った。照明なので、給電が不要、スペースを取らないという他のメリットもある。
これまでも、お風呂で聴けるスピーカーを本ブログでもエントリーしてきたが、今回の照明スピーカーも日常のライフスタイルを豊かにしてくれる。コーヒーを淹れる時の楽しみがまだ一つ増えたことは間違いない。

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