開花宣言の予想ミスが気象庁から発表された。何でもコンピューターの入力ミスだという。寒さはまだ残るものの、心の中では春の訪れを感じる今日この頃。そんなわけで、数あるヴィバルディの四季のディスクから、マスターこだわりの逸品を取り上げたい。
四季といえばイムジチ合奏団という位、トレードマークな曲になっているが、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による逸品を。(コリンズレーベル 92年頃の録音)
あれっ、四季って室内楽編成で演奏されるんじゃないの?と思われるかもしれない。確かに一般的なのは室内楽だが、オーケストラの大編成で通常活動している団体のストリングスセクションによる演奏である事がポイント。金管や木管セクションを除いた弦楽器のみによる妙技が存分に味わえるからだ。
ここでの演奏を聴くとロンドン・フィル ストリングスセクションのアンサンブル精度の高さにまず驚かされる。
そしてもう一点、この演奏が好きな理由は同オケのコンサートマスターであったデヴィッド・ノーランがソロを担当している点だ。メジャーレーベルのグラモフォンでもアバド指揮ロンドン交響楽団ストリングスセクションによる四季の録音があり、お気に入りなのだが、こちらは、外部からギドン・クレーメルを招いている。オケのコンサートマスターがソロを担当し、且つ指揮者をおかずにコンサートマスターのリーダーシップの元、オケが一体となったロンドン・フィル版を高く評価したい。
ノーランといえばロンドン・フィルの黄金期を築き上げた名指揮者、クラウス・テンシュテットを支えた名コンサートマスターでもあり、過去NHKの芸術劇場でも来日公演の模様が放映されたのでご覧になった方も多いだろう。サントリーホールでの公演でオールワーグナープログラムは見事な名演だった。
今回は「春」がテーマで四季を取り上げたのだが、個人的に好きなのは「冬」の楽章だったりする(^^;特に終曲のアレグロではソロと同様、バックのストリングスセクションにも超絶技巧を要される。まさにロンドンフィルのソロとアンサンブル両方の超絶技巧を味わえるのだ。一糸乱れぬ演奏。オーケストラってすごいな、と思える瞬間だ。
四季といえばイムジチ合奏団という位、トレードマークな曲になっているが、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による逸品を。(コリンズレーベル 92年頃の録音)
あれっ、四季って室内楽編成で演奏されるんじゃないの?と思われるかもしれない。確かに一般的なのは室内楽だが、オーケストラの大編成で通常活動している団体のストリングスセクションによる演奏である事がポイント。金管や木管セクションを除いた弦楽器のみによる妙技が存分に味わえるからだ。
ここでの演奏を聴くとロンドン・フィル ストリングスセクションのアンサンブル精度の高さにまず驚かされる。
そしてもう一点、この演奏が好きな理由は同オケのコンサートマスターであったデヴィッド・ノーランがソロを担当している点だ。メジャーレーベルのグラモフォンでもアバド指揮ロンドン交響楽団ストリングスセクションによる四季の録音があり、お気に入りなのだが、こちらは、外部からギドン・クレーメルを招いている。オケのコンサートマスターがソロを担当し、且つ指揮者をおかずにコンサートマスターのリーダーシップの元、オケが一体となったロンドン・フィル版を高く評価したい。
ノーランといえばロンドン・フィルの黄金期を築き上げた名指揮者、クラウス・テンシュテットを支えた名コンサートマスターでもあり、過去NHKの芸術劇場でも来日公演の模様が放映されたのでご覧になった方も多いだろう。サントリーホールでの公演でオールワーグナープログラムは見事な名演だった。
今回は「春」がテーマで四季を取り上げたのだが、個人的に好きなのは「冬」の楽章だったりする(^^;特に終曲のアレグロではソロと同様、バックのストリングスセクションにも超絶技巧を要される。まさにロンドンフィルのソロとアンサンブル両方の超絶技巧を味わえるのだ。一糸乱れぬ演奏。オーケストラってすごいな、と思える瞬間だ。