タイトル長!


当たり前ですが前回からの続きです。 


折り返し地点もとっくに過ぎ、流石にジェル無しはダメやろうもん?(博多弁)と、アミノバイタル青をポーチから取り出しグビグビと飲みました。

エイドもたくさん食べたし、なんとなく便意もあるし(←直接的表現)

そろそろトイレに再トライしてみる?

ジェルの蓋を開けた時に少し手がベトベトしたので早くゴミも捨てたいし、手もキレイにしたい。

左手にトイレが見え、そんなに並んでなさそうだったので、よし、ここで行こう!と決意。

10人程度並んでいて、殆どが男性だったので早く順番回ってくるかな?と思ったのです。


男性用オープントイレが2つ、ドア付き4つでした。


一列に並んで待つ間、オープントイレがあると視線をどこに向けていいやら悩みますね。

男性も後ろにズラリと並んだ視線を感じながら用を足すって、気もそぞろにならないのかなぁ〜?などと考えながら待つこと数分、、、


全然列が進まないあんぐり


20km以上を走ってきて当たり前ですが、皆さん足もダルいし、かがむのが大変なんですよね。私の前にいらした男性も足が攣っていたらしく歩くのもやっと、という具合に見えました。

そんな私も、歩くのは普通なのだけど、かがむのが!ようやっと手すりを掴みながらトイレ体勢を取りました。


いざ勝負

2連敗笑い泣きやっぱりね


20kmまではSUB5のペースで来ていました。

ところが、このトイレタイムで8分遅れとなりました。待ち時間でかなりのロスです。

更には一度止まってしまと足が重くて重くて泣き笑い

なかなかスピードを上げられず、どんどんSUB5から離れていくハメに。


※応援ナビから画像をお借りしました。


ちょっと厳しくなってきたなぁと思いつつ、「いや、まだ可能性はある!気がする!」と自分を励まし

大丈夫、大丈夫、いける、いける

呼吸のリズムに合わせて呟きながら走り続けました。


そして、まだ悩んでいました。

カフェイン入りのジェル、飲んだ方がいいかな?

もしかすると、この重い足が軽くなったりするんでないの?


悩むなら膨満感があってもサッサと飲めば良かったんですよ。でも、ウッ!となりそうで、どうしても飲めなかった。


38km辺りから1人の女性と何となく競い合う状況になっていました。私より10cmは背も低く、小柄な恐らく60代後半の女性です。

抜きつ抜かれつを繰り返しながら、心の何処かで「多分私が勝てるだろうな」と思いつつ足を動かします。


そして40kmを越えた辺りで、その時はやってきた。


空腹感は突然に。

♪あの日あの時あの場所でジェルを飲んでいたなら♪


もうね。

嘘のようでしたよひらめき

さっきまでお腹いっぱいだったはずが、ぐ〜ぐ〜お腹が鳴り出しました(笑)

こんなにあからさまにエネルギーて切れるんだ!

人間の身体って不思議!


人体の神秘を感じている場合では無いんです。

全然お腹と足に力が入らない。

こうなった後にジェルを飲んでも即効性が無い事は、フルマラソンを走る友人から聞いていました。

私のバカバカ!


女性との戦いは実は私を引っ張ってくれていました。

※再び応援ナビ画像です。



35kmから40kmのペースが上がっているのがお分かりになるかと思います。


ゴールが見えてきた、あと500mくらいだったでしょうか?件の女性が突然ギアを上げたのです。

何と言うのか、彼女の後ろ姿に砂埃が見えるかのようでした。


ええ!?待ってぇ〜!

私も追いつこうと足に力を入れようとしたけれど、全然ダメ(笑)お腹に全く力が入らない。

もつれそうになる足を必死に動かしてヨロヨロとゴールしました(のでバンザイポーズは取れず)



私レベルのランナーにはガチなカーボローディングは不要でした。

お通じリズムを狂わせたのも食べ過ぎのせいでしょう。万全の体調に合わせる事の難しさを学びました。

来年また福岡マラソンを走る事が出来るなら、今回の失敗をくり返さないようにしたいです。


【覚書】

3日前からは、普段より多少多めの炭水化物を意識して当日の朝は無理せず食べられる量にする。

1時間前のジェルとバナナは良かったと思うけれど、後はエイドとジェルの小まめな摂取をすれば今回のようなエネルギー切れは起こさないと思われる。



※ちなみにトイレどうなった?

夜は家族で回る寿司を食べに行き、たらふく食べてビールもグビグビ飲みましたが何とお通じ無し(笑)

次の日にようやくスッキリとしたのでした。

長い戦いでした笑い泣き