ちっちゃい頃の僕は好き嫌いばかり言っていたけど
ばーばのおじやだけは食べることができたんだ
泣きべそで帰った日も とても寒い冬に日も
ばーばのおじやはいつも温かかった
社会人になってもう10年が過ぎいろいろ悩んだりもしたけど
たくさんの人たちの支えの中で今日も生きています
僕は大丈夫 元気でいるよ
ばーばも元気でいてね
久しぶりに会ったばーばは病院のベッドの上で寝ていた
随分とちっちゃくなっちゃったけど
僕の顔見てくしゃくしゃに笑ってた
ばーばの真似しておじやを作ってみたけど
あんまり上手くいかないや
元気になったらまた旅にでも行こう
大正琴も練習しなくちゃ
そしてあの温かいおじやをもう一度僕に作ってください