今年4月の形成外科学会総会、6月の日本美容外科学会とプラズマ肌治療機NeoGen Spa(ネオジェンスパ)の治療成績について報告をしてきました。

これまでのわれわれの経験からはNeoGen Spaにはくすみ、小じわ、毛穴、ニキビ痕に効果があることがわかってきました。この機器は、これまでの一般的なレーザーとは作用機序が異なります。通常のレーザー治療では、レーザーが反応するクロモファーと称されるメラニンやヘモグロビンをターゲットにして治療を行います。つまりレーザーの照射部位にメラニンやヘモグロビンがなければ何も反応が起きないということになります。ただメラニンがない人はいないので、実際何も起きない人はいません。シミの部分ではメラニンが密集しているので、よく反応して痂皮と称されるカサブタが薄くできます。つまりメラニンに特異的に反応してくれるので、シミの治療に使いやすいです。一方で、プラズマの治療は全く異なります。プラズマは近年基礎研究が進み、その生体反応を用いて様々なことに使用されています。肌に近い分野では、ドイツではプラズマを照射することで傷の治りが早くなる治療機が使われています。また論文レベルでは、anti-aging gene(若返り遺伝子)がプラズマを照射することで発現するという報告もあります。プラズマの生体反応に関してはまだまだ分からないことだらけなんですが、どうやら生体に照射すると良いことが起こるぞいうことはわかっています。NeoGen Spaはこのプラズマとプラズマを生成するために発生した熱を用いて若返り治療に用いています。

そんな様々な可能性を秘めたプラズマではこんな高い効果も見られています。
治療前のこんな毛穴は・・・





プラズマを2回照射すると・・・



かなり効果が高いです。くすみも改善しているのがわかると思います。

ただ、すべての毛穴が少ない回数で良くなるわけではありません。治療の精度を上げるためにも、他の治療とコラボすることでかなり高い効果が出しやすいこともわかってきました。

プラズマ治療の臨床効果を追求するためにも、プラズマ単独治療に協力していただけるモニターさんを募集しています。ニキビ、毛穴、ニキビ痕、盛り上がった傷跡(肥厚性瘢痕)などで希望のある方はクリニックにお問い合わせください。

またプラズマを含めた複合治療(他のレーザーとの組み合わせ)は治療法が高いです。興味のある方は是非。

ちなみにプラズマはネオンやオーロラなど私たちの日常生活で見られている物質の状態です。個体、液体、気体に次ぐ第4の物質の状態と言われており、決して危険なものではないので安心して下さい。