とろさばずし誕生物語 | 麦切茶屋古蝶庵のブログ

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    関さば以外の鯖って

   どれも同じと思っていました。


     (とろ鯖寿司の誕生物語)


実は、冬の鯖はどこの産地でも脂がのって美味しいと思っていました。

長崎サバ、宮城金華サバなど各地の鯖で〆鯖を作ってみました。

どれも美味しい時期はわずかで、お客様に安定的に提供することは困難でした。


そこで調べてみました。美味しい鯖の回遊路を。


太平洋を南下し豊後水道を漁場とする「関サバ」、皆様ご存知のブランド鯖の代表で日本で最も高い価格で取引されています。しかし、「関サバ」の鯖ずしって幾らで提供できるの?

京都の有名料亭、高級なお寿司屋さんでもめったにお目にかかれません。


その「関サバ」が日本海を北上回遊し、青森大間、八戸を漁場とする北の海でおいしい鯖とぢて水揚げされることを突き止めました。

急いで現地に飛び、青森のお寿司屋さんで鯖寿司をいただきました。


すると、目から鱗です。


口の中で“とろける”トロの触感 とろ鯖でした。

帰りを延ばして、魚問屋に直行し、仕入れ交渉です。

何とか店で使う「とろ鯖」を確保することができました。これが「とろ鯖寿司」誕生裏話です。


先日も某テレビ局のテレショップに提供してください。


とオファーがありましたが、希少な鯖ですので店頭でお召し上がりになるお客様に、ご迷惑がかかるとの理由でお断りいたしました。また、9月27日、東京からのお客様が“この鯖寿司は東京では食べられないよね。美味しすぎるよね!”こんなお言葉をいただき、思わずホロリ。


こんな隠れ名物までに成長した「とろ鯖」を是非、ご近所、ご親戚、御世話になったあの方に。是非、ご利用ください。


                      とろさばずしの画像です ↓

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