昨日、オペラが終わりました✨『来月、オペラに出演します。モーツァルト「フィガロの結婚」』来月オペラに出演します。モーツァルト「フィガロの結婚」です。美しい音楽です✨モーツァルトは、聴くのが好き、と思っていましたが、やっぱり演奏するのも好きです😊オ…リンクameblo.jp


先週の土曜日に包丁で左人差し指を切ってしまい、情けない、と思いつつ、1週間後でなくて良かったと胸を撫で下ろしました😮‍💨





オーケストラだけの練習が数回あり、

そこで音量は楽譜に

沿って付けていたのですが、

舞台での練習の時に録音

撮ってみると、あまりに

弦楽器が聴こえないことに愕然😳





今回、弦楽器は1stバイオリン、2ndバイオリンは3人ずつ、ビオラ、チェロは2人ずつ、コントラバス1人の編成でした。




管楽器はフルート、ホルン以外は一本ずつ。




よく考えてみたら、管楽器は

普通のオーケストラの人数

に対して、弦楽器は

普通のオーケストラの

半分以下

(もちろん、オペラだと

普通のオーケストラとは弦楽器の人数は

全く違うでしょうが。。)




オペラの場合、舞台を見る

お客様の視界に入らないように、

オーケストラは「ピット」という

舞台前にある、

客席より下がった場所

演奏します🎻🎺🥁




私はコンサートマスターだったので、

壁ギリギリで弾いています。

壁に音が当たってる状態🎻





舞台で弾くように弾いても、

客席に音が飛んでない、

というのもあるでしょう🤔




録音聞いたら、弦楽器が

あまり聴こえてこないように

思ったのですが、

録音の機械を通してるので

実際に耳で聴くのとは

また違うかもしれないので、

アドバイス下さい」と

指揮者にもお尋ねしてみました🤔




「弦楽器は歌手が低音で歌っている所は、

また違うかもしれないけど、

全般的に出して構わない」

とアドバイスいただいたので、

GPと言われる通し練習の時には、

みんなに声をかけ

1.5割増しで音を出そう」と

積極的に音を出して弾いてみました🎻





私は音量もですが、ちょっと

輪郭をハッキリ目に弾いてみました🤔




今回、1stバイオリン、2ndバイオリンの

後ろに木管楽器が座っていたのですが、

木管楽器が明らかに

テンポ感が良くなりました👍




多分、

我々がしっかり弾くことで

も聞こえ出しだろうし、

アクションも

分かりやすくなったんだと思います🤔




舞台での演奏も時差ありますが、

特にオペラは我々は

歌を聴いて

合わせてたら遅れます。

歌手の声は客席に向かっているからです。

我々は地下にいますから。




ですので、指揮を見たり、

アクションを見て

間合いを取るのが、

いつも以上に必要なのです。




これは私自身に、

とても勉強になりました。




状況に合わせて

自分の音量や弾き方を

変化させる必要がある

ということもよく分かりましたし、

自分が変化することで

周りが変わる

ということも体現できました😳




これは、とても大きな収穫でした🍎




GPの録音も聞き返して、弦楽器は管楽器と同じぐらい聞こえるようになりました👍





オーケストラとして

機能している、という感じ🎻🎺🥁



ただ、

少し1stが強かったかな🤔と

思ったので、

指揮者にアドバイスを求めましたら、

「確かにちょっと強いかな、

という箇所は数カ所あったけど、

GPでは

歌手も少し抜いて歌っている

(翌日の本番にベストを持ってくるため)から、

そのままで行ってみましょう」

ということでした。




GPでも確かに

小さく」という指示を

手でされていた箇所ありました✋




「では、昨日のように「小さく」と

合図あればすぐ対処するように

します」とお話して、いざ本番。




練習は散々やったので、

あとは集中するのみ😑





とにかく、オペラ

歌手も演技をしてますし、

当日のコンディションもあるので

何があるか分かりません。




練習と違うことがあっても

それに

対応していかなくては💪





そう意味で全く気が抜けません。




もちろん演奏自体は楽しいのです😆

楽しいのですが、

緊張の糸が切れる

意識が抜けることがあっては

大事故に繋がりかねません。





指揮者も

流れる汗を何度も拭きながら

指揮をされていました😳

多分、すごい運動量😳

汗だけではなく、

心拍数もかなりなものだと思う。





オーケストラだけでなく、

歌手にも合図を送ってますし、

歌うテンポも

歌手のその時のベストを

絶えず考えながら

指揮をされています🤔





頭も公演3時間の間、

フル回転だと思います🔥





その姿を見ていると

とにかく

オーケストラのことで

負担を掛けたくない




指揮

とにかく

一体になることを考えて、

集中しました😑




やっぱり、指揮者の思う所で

音が出ないことが

一番不安になると思うんです😨

オーケストラは散々練習積みましたし、

本番では、指揮者は

歌手の動向に

注意が向けられるように

してあげたいなと思いました🤔




今回、

レチタティーヴォという部分が多く

これこそ、指揮に合わせないと

スムーズに進んで行けない

んですが、

これだけは絶対に落とさない!

とすごい集中しました😑




私は

今回の指揮者に長年お世話になっており

彼の指揮に慣れているのですが、

この

レチタティーヴォのために

コンサートマスター

されたと言っても

過言ではなかったので😅




私は

自分でもびっくりするぐらい

記憶が残らないのです😅が、

これがこういう時は役立つんでしょうか😅




毎回まっさらになるので、

前回はこうだったよね、みたいなものが

人ほどは多くないのかもしれない。

ですので、

毎回新鮮でドキドキはしますが、

先入観があまりない分、

こういう場合は良いのかも

しれないですね←良い方に解釈(笑)




なんとか、最後の音に

たどり着いた時は、

本当に笑顔になりました😆✨




私は、オーケストラもそれほど経験もなく、

もちろん

オペラに慣れている訳でもなく、

合図が上手く出せる訳でもないのですが、

オケメンバーの方々が

上手く

合わせて下さったことに

感謝感謝です🥹✨




また、ここまで歌手や

オーケストラメンバーを

まとめ上げた

指揮者は素晴らしい

思いました👍✨




良い経験と勉強を

ありがとうございました!



また、ご来場下さいましたお客様の

「良かったよ」というお声は

何よりもご褒美になりました、

ありがとうございました🥰!