先日、レッスンでYさんより、「音階練習ってどういう目的でやっているんですか?」というご質問いただきました!





とても

良い質問です!!




目的をハッキリさせたら、取り組みやすいですよね👌!




以前もこちらに書きましたが、バイオリンの音階は指慣らし、ウォーミングアップが主な目的ではありません🎻




主な目的は

指の位置関係を覚える

正しい音程を覚える

ということだと思います🤔





この、指の位置関係を覚えるためにも、親指と人差し指の位置はとても大切。





この人差し指はバイオリンでは1指と呼び、中指が2指、薬指3指、小指が4指となります。





バイオリンは指を置く場所で音程が変わるのですが、その際に当てずっぽで置いていると音程が定りません😰





地図がないのに、歩き回っても目的地にすんなりいけないですよね😓





ですので、起点となる位置が必要です。



それが、1指となります✨





初心者の場合は、まず1指の場所を毎回、正しい場所に来れるように訓練します。






例えばA線であれば、解放弦(指を押さえてない状態)がラなのですが、1指でが取れるように訓練します。




この1指を基準にして2指は位置をはかりますので、1指を置いたまま、2指を押さえます。





であれば、1指にくっ付け、♯ドであれば、1指からは離れます。





【補足】この「くっ付ける」という言い方も、人それぞれ指の大きさ太さ違いますし、楽器によって音程のツボも微妙に違いますので、ピタッとくっ付ける方もいれば、紙一枚、また完全に隙間入る人もいます😊

混乱を招きそうですが、は半音の関係ですから、♯ドよりは間違いなく1指に近いので、こういう言い方をしています。





この、置く場所で音程が変わるので、何回も訓練して場所を覚えていきます。




はじめのうちはシールを貼ったりして、その距離感を指に覚えさすのも良いでしょう😊






それを体系的に習得していくのが音階です😊






そして、ただ指を動かすのではなく、4弦ありますから、その指の位置関係を頭でもしっかり理解することはとても大切です⚠️





当てずっぽや、なんとなくだと、何回繰り返しても、正しい音程が取れる確率を上げる効果はあまり期待できないでしよう😢






そして、位置関係を理解したら、それをしっかり体で再現できるようにしましょう。体がそれを再現できるように微調整を重ねながら繰り返しましょう😊






ハイフェッツという有名なバイオリニストも音階をとても大切にしていたそうです😊