今、何といっても高知は『川』がアツイ
『川』という文字に敏感ななるこは、高知県立文学館で行われている企画展『川と文学』を見に行ってきました
のれんには映し出された『川と文学』の文字が。何ともいい演出じゃあありませんか
『釣人』を書いた井伏鱒二さんは釣りが大好きだったそうで、左の写真を見て下さい!
愛用の釣竿ですが、ピカピカに光っていて、びっくり
すごい好きだったんだなあと驚きました!
右の写真は大原富枝さんの『吉野川』。
原稿に書かれていた力強い字に、これまたびっくり
これは、寺田寅彦さんが川の絵を描いた作品で、こんなスケッチを見られるのは珍しいそうですよ
そしてこれは、田岡典夫さんの『野中兼山』です。
野中兼山の資料は高知空襲でほとんどが焼けてしまったそうで、文献を集めるのが大変だったそうです。
この写真の横には、その数少ない資料が置かれてありました。
貴重だなぁ~と思うなるこでした
ここからが県西部を紹介したもので、やはり高知の川を紹介した文学が一番多いんだとか・・・。
中でも、四万十川は多くの有名な作家さんたちが書いているそうですよo(^▽^)o
『仁淀川』 宮尾登美子さんの原稿です。
こちらは、ほとんど間違いがなく、几帳面な文字で書かれていました
学芸員さんいわく、「字は人を表すっていいますからね。それを見るのもおもしろいでしょ?」
と、また違った見方を教えてくれましたなるほど、おもしろい!
こちらは、斉藤惇夫さんの『ガンバとカワウソの冒険』。
児童書なんだそうですが、こちらは大人でも考えさせられる文学の一つということで、
なるこもこの本を読んでみようと思いました
7月1日(日)には、この斉藤惇夫さんの記念講演もあるそうなので、ぜひ行って見て下さいね
下に置いてあるのは、カワウソの写真のパネル。
実はここに、のいち動物公園からお借りして、カワウソの剥製が置かれるそうなんですが、
手続きが大変とのことで、間に合っていない・・・そうなんです(笑)
剥製は見られなかったけれど、それも面白いなぁと思うなるこでした
でも、近々置かれるそうなので、安心して下さいね!
ここで突然プラネタリウムが何で
中に入ると、イスに腰かけて天の川を見ることができました。(音楽もかかっていて神秘的)
「なるほど。空の『川』にもかけちゅうがか。」と納得。
外へ出ると、高知の七夕のお話や風習についても紹介されていました
そして、大きなスクリーンにはさらさらと流れる四万十川の映像が流れ、
向こうに見える沈下橋を、時おり軽トラが通ったり、人がのんびり歩いていたりしていました(・ω・)/
展示室を出てからも、ロビーに高知の周人作家が描いた「川」にまつわる作品が置いてあったり、
魚釣りコーナーがあったりと、どちらも手にとって楽しめるようになっていました
と、最後の最後まで楽しめる企画展なので、ぜひ行って見て下さいね
詳しくはこちら⇒
http://kochi-bunkazaidan.or.jp/~bungaku/
時に荒々しく、時に豊かな恵みを与えてくれる川。高知県には四万十川や仁淀川をはじめ、全国屈指の美しい川が多くあり、川を舞台とした文学作品も数多く存在します。
そんな魅力的な高知県の川を描いた文学は、自然描写だけではなく、最終的には川とともに生きている人々が描かれています。したがって、高知を流れる川を読むことは、川に生きる人々の日々の喜びや苦悩、そして時の流れを知ることにつながります。
井伏鱒二、森下雨村、宮尾登美子などの作品から、高知県の川、そして自然とそこに生きる人々に触れ、今一度高知県の魅力を再発見してみませんか。
【開催日時】
2012年6月9日(土)~7月16日(月・祝)9:00~17:00
【開催場所】
高知県立文学館(高知県高知市丸ノ内1丁目1-20)
2F展示室
【交通手段】
●土佐電鉄路面電車「高知城前」下車、徒歩5分
●JR高知駅下車、徒歩20分
●高知自動車道 高知ICから、車で20分
【問合せ先】
高知県立文学館
住所:高知県高知市丸ノ内1丁目1-20
電話:088-822-0231
【駐車場】
無
【料金】
観覧料:400円(常設展含む) 高校生以下無料 20名以上の団体は2割引
身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者(1名)、高知県及び高知市長寿手帳をお持ちの方は無料です。