ずいぶん昔、おぼろげな記憶では2000年頃(今からざっと26年ほど前)のことだったと思う。テレビの深夜番組で、あるタレントが、麻雀をやる番組企画に呼ばれ、スタジオに入ったところ、麻雀ではなくてドンジャラだった、という話があった。
ただダラダラとドンジャラをやっているだけの番組だったのだが、結構面白かったので、それ以来ドンジャラに興味をもち、とうとう買ってしまった。とは言うものの、そもそも麻雀のやり方すら知らないし、やる相手もいない。大学時代は周囲の仲間で雀荘に入り浸りの奴が何人もいたが、僕は無関心だった。買ったドンジャラは、何回か会社の同僚に付き合ってもらってやってはみたが、いまいち盛り上がらず、お蔵入りになっていた。
さて時は流れ、3年ほど前に姪が結婚した。お相手のUすけ君は、ボードゲームが大好きな人で、僕がドンジャラを持っているという話を最近姪から聞いて、ぜひやりたいと言ってくれた。そこで今年の正月休み(正確にいうと大晦日)に、姪夫婦と僕と姉の4人で卓を囲むことになった。やっぱり、麻雀を模したゲームだけあって、4人揃うと結構盛り上がる。楽しかった。しかも2歳のR子が、いたずらしてゲームの邪魔をするかと思ったら、全くそんなことはなく、お金代わりのプラスチックのチップで一人遊びをしていた。賢い子だ。
このドンジャラのセットは「Uすけ君にあげる」という話にしていたのだが、実際にやってみたあとで、Uすけ君から「これは毎年正月休みにやりたい、だからぜひこの家に置いて欲しい」と頼まれた。とは言え、このゲーム、4人で囲める卓がついているので、ハードウエアとしては結構大きい。しかも箱が薄くてヤワなので、乱暴に扱うと傷んでしまう。そこで、これを傷めずにどうやって上手に保管するか考えこんだ。
藤沢から市原に引っ越してきたとき、開梱していない大量のダンボール箱を、姉の別宅に預けてあって、ドンジャラはそのうちの一つだった。このたびこれを引き上げてきたので保管場所の問題が浮上したわけである。
いろいろ考えた結果、布で専用の袋を作り、これに入れて天井に近い壁に立てかけるのが良かろうと思い、手芸専門店の「クラフトハートトーカイ」という店で壁の色に近い布を買ってきて、久しぶりに縫い物をした。
最初ミシンを使おうかと思ったが、使い方を思い出すのが面倒だったし、布が薄くて簡単に針が通るので手縫いにした。手縫いは、(これは僕が普段、こういうことを全くやらない人間だからだと思うが)非常に面倒なイメージがある。しかし実際に運針をしてみると、1センチ進むのに5秒としても、50センチで、250秒、つまり、4~5分程度の時間しかかからない。遅く見積もっても10分ほどで50センチ進んでしまう。そう考えるとさほどハードルの高い作業ではない。
まあ、できあがったものが体裁のよいものに仕上がっているかどうかは別の話ではあるが、人様に見せるものでもない、ただドンジャラをしまっておくだけの袋なので、これでよしとした。この程度のもの作りでも、結構な満足感が得られたので、ここに書いた次第である。楽しめた。
















