リンパ浮腫についてのお話が終わり、しばらく待つと・・・こちゃんの番号が呼ばれました
ドキドキ![]()
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診察室に入ると、主治医Iドクターが旦那にも椅子を勧めてくださり![]()
2人並んで座って、真ん中に説明書を掲げた状態で、1文1文読んでくださいました。
【病理検査の結果と今後の治療】
1) リンパ節転移:2個
2) 大きさ:12㎜
3) ホルモン受容体:陽性
4) がん細胞のたちの悪さ(悪性度、異形度):中間(1~3の2)
5) HER2:陰性
6) Ki67(増殖の速さ、14%以下が遅い方):16.5%(普通)
*14%以下が遅いと書いてありますが、16.5は普通ですと説明がありました。
7) 組織型:乳頭腺管がん
治療しない場合の10年後の生存率:81.4%
ホルモン療法をすると
86.0%
更に化学療法をすると![]()
88.2%
ホルモン療法
①ゾラデックスまたはリュープリン(注射、1月または3月に1回、2~5年間)
卵巣から女性ホルモンを出ないようにする
②ノルバデックス(内服、5年間)
微量の女性ホルモンががん細胞に働かないようにする
副作用:更年期障害、子宮内膜がん、高脂血症、網膜障害
化学療法
EC療法(エピルビシン、シクロホスファミド⇒タキソテール)
3週間に一度の点滴、4回+4回
乳がんの化学療法は国際的に治療方法が決まっていて、年齢、リンパ節転移の有無等で異なる。
どの治療法にも、重症の感染症、間質性肺炎、肝炎や数年後の白血病といった致命的な合併症が
起きることが1%弱あります。
主治医よりのお勧めはホルモン療法(+化学療法)
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以上が説明書に書かれていたこと![]()
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リンパ節への転移は、手術中に見つかった2個だけ![]()
それは、ほっとしました。
でもでも、10年後の生存率が抗がん剤をやっても、1%ぐらいしか変わらない![]()
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(ホルモン剤+抗がん剤で上乗せされるメリットが2%、致命的な合併症が起きる可能性が1%で、差し引くとメリットは1%程度)
抗がん剤を覚悟して来たので・・・
正直、どうしたらいいのか分からなくなりました![]()
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何か質問や分からないことはありますか?と聞かれ、
こちゃん「がん細胞のたちの悪さが2というのは、どの程度ですか?」
主治医「まぁ、普通ですよ」
こちゃん「Ki67が16.5%というのは普通ですか?」
主治医「普通です」
で、もちろん主治医は「抗がん剤はやらなくても良いと思います」とは言いません。
ただ、抗がん剤経験者である旦那(部位はもちろん違いますが)は、「メリット1%じゃあ、ボクならやりません」と言い、主治医の先生も旦那に部位を聞いて、「それなら抗がん剤は○○ですね。あれは辛かったでしょう」と。
「どうしますか?」と主治医。でも、結局決められず![]()
「少し考えますか?」と主治医。で、一旦持ち帰って、5月1日に返事をすることにしました![]()
終わったあと待合室に看護師さんが来たので、「どう思いますか?」と聞いてみたこちゃん。
看護師さんは「1%でも万一の時に後悔したくない、と抗がん剤を選ぶ人もいるし、もちろんメリットとデメリットを比べて、抗がん剤はやらない人もいる。いろいろなものを天秤にかければ、必ずどちらかが下がるから、あとは本当にご本人次第です」と。
帰りの車の中で、「でも1%だったら、やらないでしょ」と私も旦那も。
主治医Iドクターと話をしている時に、もう心は決まっていたのですが・・・・
一応、時間を取ることにしました。