本日「J-LEGEND 1stシーズン 沢田研二」無事全15回目の収録を終えました。

 

 

沢田研二がデビューして50年の今年

 

どうしても沢田研二の楽曲の素晴らしさを紹介する番組をやりたくて、日本の国内でだれかやったら応援しようと思ってて、でも誰もどこの放送局もやんなくて、テレビの「懐かし」系の映像で何回も見た映像がちょこっと流れるだけで・・・・

 

違うんだよなぁ

違うんだよ

 

沢田研二は日本に残された希少かつ最後の「本物」なんだよ

 

殺人的スケジュールの仕事の合間を縫って構想を3日間練りに練って

 

んで、渾身の番組企画書を書き上げたのが6月後半。コミュニティFMやネットラジオじゃなくて歴史ある名古屋の広域局「東海ラジオ」に持ち込んだ。

 

これまでいくらお付き合いがあるといっても一人のアーティストだけを3カ月も取り上げる番組など前代未聞。

 

そっからはもう苦難困難の連続でした。

 

『諦める』ことは僕の人生に於いてあり得ませんが、それでも諦めざるを得ない状況がずっと続きました。ひとつひとつ、難題を解決していき、ようやく、本当にようやく番組スタートが決まって。でも誰も本当にスタートできるなんて思ってなかったから改変期の7月には間に合わなくて、生放送に食い込んでの変則放送でスタート。でも1クール13回の業界の常識を打ち破って全15回の放送になりました。

 

 

まずは【企画】

 

これはAM局のFM同時放送やradiko会員が1000万人を超えたことで本格的な「音楽番組」を良質な音質で聞いていただける環境を前面にだし、尚且つ「ミドルエイジ応援番組」にコンセプトを置きました

 

 

続いて【番組構成】

 

僕が作るのですから当たり前のことはやりません。「勝手にしやがれ」「TOKIO」のただCDをかける凡庸な番組にする気はまったくありませんでした。

 

なにしろ500曲以上の中からの選曲、A面以外の名曲を世に知らしめたかったのです。

 

阪神タイガース応援歌のロックバージョン

「ROCK黄WIND」(六甲おろし)(第5回/8月7日放送)

 

 

リクエストの多かった

「ある青春」(第8回/8月28日放送)

 

ジュリー自らLIVEで愛の意味を語ってい

「銀の骨」(第9回/9月4日放送)

 

これぞ隠れた名曲

「アルシオネ」(第12回/9月11日放送)

 

 

 

 

そしてヒット曲の数々、ですがいくらいい曲でも70年代~80年代前半の曲は正直音圧でつらい部分もある。そこで

「ヤマトより愛をこめて」(第6回/8月14日放送:日本武道館LIVE音源)

「危険なふたり」(第8回/8月28日放送)

「カサブランカダンディ」(第9回/9月4日放送)

「6番目のユウウツ」(第12回/9月25日放送)

「時の過ぎゆくままに」(第13回/10月2日放送:アコースティックギターLIVE音源)

などはもっともいいと思うLIVE音源を多用しました。

 

逆にカセットテープでしか存在しないコカ・コーラのCMソング「RED SUMMER」や安井かずみ&加瀬邦彦の名曲「追憶」(第11回/9月18日放送)は自宅のアナログレコードを東海ラジオに1台残るターンテーブルで回してオンエアしました。

 

 

 

【台本(キューシートのもと)】も自分で書きます。

 

ジュリーが佐野元春や大澤誉志幸、忌野清志郎、松任谷由実といった大物アーティストにどれほど大きな影響を与えてきたか?沢田研二の存在なくして彼らの歴史は語れない糸井重里や白井良明、後藤次利、そしてZUZUとの関係性などを事実に基づいて検証しながら台本を書きました。

 

例えば・・・・

 

佐野元春の人気楽曲でもある「彼女はデリケート」「I'M IN BLUE」「THE VANITY FACTORY」(第6回/8月14日放送)などは元々ジュリーのために佐野元春が書き下ろして、後にSONYミュージックからメジャーデビューした佐野元春があの名作アルバム「SOMEDAY」「VANITY FACTORY」を収録、さらにバックコーラスにジュリーが参加している逸話とか

 

82年夏のヒット曲「お前にチェックイン」()チュルルル♪のバックコーラスはなんと佐野元春と大澤誉志幸と伊藤銀次だとか

 

松任谷由実の名曲「静かなまぼろし」の、沢田研二が男性の目線に変えて歌う「静かなまぼろし」(第2回/7月16日放送)をかけたりとか、BOROとか忌野清志郎とジュリーのツインボーカルの曲(「KI・MA・GU・RE」第7回/8月21日放送)とか・・・

 

もう台本書いてる時点で楽しくてしょうがなかった。

 

 

 

さて最後にして最大の問題はDJ【パーソナリティ】

 

これはもう自分でやるしかなかった。昔テレビレポーターやMCやってたとはいえ、学生時代の19歳のときで。講演や授業で人前ではしゃべってはいても勝手が違う。30年のブランクはとても無理。全然しゃべれん!そこでゼロからアナウンスレッスン集中的にやり直してなんとか1200万人広域局でしゃべれるレベルまで戻して(いや、ほんとか?それ)

 

だっていくら企画や台本必死で書いてもジュリーのこと知らないパーソナリティが微妙なアクセント間違えたり、「SUR←」とか「井上堯之」とか「岸辺修三」とか読めなかったら凹むでしょ?

 

 

15分番組だから2曲しかかけれん。

 

「1コーラスだけにすれば4~5曲オンエアできますよね」

 

でもこれだけはディレクターの意見に従わず、どうしても自分の考えを押し通した。

 

 

沢田研二の、特にバラードを紹介する場合、絶対にフルコースじゃないとダメ

 

作詞作曲:BOROの

 「やさしく愛して」(第5回/8月7日放送)

「Don't Be Afraid To Love」(第7回/8月21日放送)

 

途中で切られたらこれは寒いよ

 

映画のラストシーン見ずに映画観たことになる?

 

もっとわかりやすくいうとですね・・・・

 

 

太田裕美の名曲「木綿のハンカチーフ」は4番の歌詞まで聞かないとタイトルがなんで「木綿のハンカチーフ」なのかわかんないわけですよ。

 

番組には毎回多くのメールやリクエストをいただきます、感激です!でもとても紹介しきれません。

 

レギュラー放送はあと2回で終了しますが、このブログを読んでまだ番組聞いてない方はぜひお聞きください。

ラスト2回は選曲・構成ともに最高傑作、全てのリスナーを唸らせる絶対の自信があります。

 

 

でも東海地方じゃないから聞けない?そんなメールたくさん来ますが・・・

 

 

聞けるんです!!!

 

 

今は!全国で!しかも放送してから1週間は!

 

 

だから番組始めたんだってば!!

 

それがradikoっていうありがたああああいアプリなんです。

 

ただし、東海エリア以外の方は月額350円かかります(エリアフリーってオプションなんです)でも遡ってきくのは無料なんです(タイムフリー機能です)

 

 

ラスト2回

 

 

第14回/10月9日(月)20:15~ は沢田研二の代名詞の最高視聴率50.8%を記録したあの曲と、最後のわがまま、僕が500曲以上ある沢田研二の曲の中で一番すきな曲をオンエア

 

 

そして最終回第15回/10月16日(月)20:15~ は最終回にして沢田研二の曲は一曲もかかりません!

 

 

 

 

 

 

 

「え?・・・・・・」

 

 

 

 

 

いや、ジュリーのファンならこの意味は分かりますよね?某鑑定番組で5万円の値が付いていたあの音源を流します!そして最後にはおそらく誰も予想できない曲をかけます。

 

 

どうぞラスト2回お楽しみに!!

 

こちらは第13回(東海ラジオでは放送済み)↓

 

J-LEGEND 1stシーズン沢田研二 | 東海ラジオ | 2017/10/02/月  20:15-20:30 http://radiko.jp/share/?sid=TOKAIRADIO&t=20171002201500

 

 

 

そして第14回はこちら↓

 

J-LEGEND 1stシーズン沢田研二 | 東海ラジオ | 2017/10/09/月  20:15-20:30 http://radiko.jp/share/?sid=TOKAIRADIO&t=20171009201500

 

 

最後に

 

東海ラジオの盟友N氏と、僕のような人間をスタンディングオベーションで送り出してくれた東海ラジオ営業部の皆様、スタッフの皆様

 

何度も録りなおしをにこやかに応じていただいたディレクターのよっさんと大御所のパイセン

 

番組のスポンサードをまさかの即断いただいた「三井住友トラスト不動産」さま「トヨタカローラ名古屋」さま「柳橋ビアガーデン」さま「センゾー」さま

 

 

お名前は出せませんが沢田研二の史実についてご教示いただいたごく近しい方

 

 

そして、ご自宅で、車で、radikoでお聞きいただいたリスナーのみなさまへ

 

 

本当に、本当に、ありがとうございました!

 

人生に良い思い出ができました

 

 

 

 

ありがとーね

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、まだ2回あります・・・・

 

 

 

 

「J-LEGEND 1stシーズン 沢田研二」 パーソナリティ 中村浩一