家にいると、母方のお墓があるお寺の使いの方がプリントをもってやってきた。俺に負けずと変な挙動をするヒトで、始めは怪しげなセールスかと思ったが・・・・・ 

にしても、そのお寺はあまりいい気分がしない。かつておじいさんがなくなったとき、気を利かせた父親が”お寿司”を頼んだときに

「お寿司より、ステーキの方が好みなんですが・・・・」

とか、お盆にシーマに乗ってお経をあげに来たりとか、少し前では僕より2つ年下の修行に出ているものが帰ってくるので、それに伴う住居のお布施をせがまれたりとか(恐ろしくデカイ家をたててた!! そのせいでお墓までの道が塞がれて遠回りしなくちゃいけなくなったりとか・・・)とケタチガイにゾクな生活をしてやがる。

去年のお盆、そのケツの青いボーズが家にお経を上げに来たことがあって、その時はじめて挨拶したのだが、ロスの友達多くを呼んで渇を入れたいような、まぁヘナヘナしたやつで・・・・ なにか失礼な言動があれば皮肉のひとつでも言うたろかぁ・・・・・・と。

さっそくお経を始めたのだが・・・・ 何かが変。舌をかむっていうのは、まぁ、新人だから許すにしても、テンポが明らかにおかしい。あえて音楽用語を使うならば”アンデンテ”くらいが”お経”の”木魚”のペースだろうけど、それはどう聞いても”プレスティッシモ”!! マジメなシチュエーションでそれはギャグにはならんぞ!! まぁ、新手のトランス音楽っぽかったので新鮮に感じたけど。それで最後に”母親”の姓を名乗るのだが、”父親”の”アベ家”なんていいやがる。こうなったらありがたみもヘッタクレも皆無だ。 最後に次の移動のため車に乗り込むときに、同乗者に”B’ZのCDって車の中にあったかな?”なんて大声で騒いでた。その頃は皮肉の一つ言うことも忘れてアッケラカン。 それ以来、”ビーズなボーズ”って呼んでるけどね。


まぁまぁ、そんな寺から手紙が来たわけ。さっそく読み始めると・・・・・

”「物が栄えて心が滅ぶ」「物豊かにして心荒ぶ」といいますが、ものが有っても心がない、なんて悲しいことでありましょうか・・・・・”

っていう書き出し。ケッ、ヘドが出るぜぇ・・・

”・・・・・仏心がなければ、人の心は育ちません・・・・・”

あんたの寺で手をあわせてお布施払うことが”仏心”だったら、”人の心”なんて育ったもんじゃねぇ。さらに”疑問”ちゅうのが沸くってもんよ(怒)

とあって、結論から言うと、さっきの”ビーズなボーズ”が本格的に帰ってくると。(まだテメェの家のために金集めておきながらホッタラカシだったのかよ) それで今年は月忌供養(月参り)をしてまわると・・・・ 説明すると年に一回の命日ではなく、それぞれの月にある命日の日付と同じ日に”お勤め”するということ。 毎月2回、うちに来るってか? 邪魔でうっとおしいから来るな。”俗世間”はゼニを集めるため忙しいんだよっ。”オプション”をこれ以上つけるなっ

やつら”ホトケ”ってのバックにつけるから気が悪い。だったら俺がここまで言ってバチ食らわないの?っていわれたなら、くらう気がしない。”仏”を口実にして贅沢な生活をする・・・・・・ これほどバチ当たりなんてもんは世の中に殺人ぐらいしか無いじゃないの?