はるの もこねです。
火曜日は、読み聞かせのコツを書く日にしています。
今日のコツは、とても小さなことです。
ページをめくる前に、ひと呼吸おくこと。
絵本を読んでいると、
つい、次へ次へと進みたくなることがあります。
文章を読み終えたら、すぐにページをめくる。
それが、自然な流れのように思えます。
でも、子どもは、文章のあとにも、
絵のなかを見ていることがあります。
森の色、動物の表情、小さな葉っぱの形。
言葉になっていない部分に、目が留まっているのかもしれません。
わたしは、現場で何度も出会ってきた光景から、
こう思うようになりました。
絵を見る時間も、絵本の時間のうちなのだと。
だから、読み終えたら、少しだけ間をおいてみてください。
ページをめくる手を、ほんのひと呼吸、止めてみる。
その間に、子どもが絵を指さしたり、
「あっ」と小さな声を出したりすることもあります。
なにも言わなくても、それで十分です。
急いでめくらなくても、物語は逃げません。
むしろ、ひと呼吸おくことで、
次のページへの気持ちが、ゆっくり育つこともあります。
「待って」と言えること。
そして、相手の「待って」を聞いてあげられること。
読み聞かせのひと呼吸は、
そんなやりとりの練習にもなるのかもしれません。
今日の一冊として、『こもれびの森の まっててね』をご紹介します。
待つことを、やさしく描いたお話です。
ページをめくる前のひと呼吸と、
この絵本のテーマは、どこか似ている気がしています。
今夜の読み聞かせで、
ひと呼吸おく時間を、試してみてください。
絵のなかの小さな宝物に、
気づく夜になるかもしれません。
はるの もこね
※自著の紹介を含みます。
今日の記事に合う一冊をご紹介します。
待つことを、やさしく描いたお話です。ページをめくる前のひと呼吸とあわせて、ゆっくり開く一冊としてどうぞ。
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