正午

ついに手術室に移動


夫とナースと歩いて向かった

風邪で咳は出るが健康


手術室に入ると長くて広い廊下を通って奥の手術室に入った


麻酔の先生二人

ナース三人

挨拶を済ませて

先生にはあわずじまいで細いベッドに乗った


体温を下げないために空気ベッドみたいなものが温められていて、体温を保つそう


頭にネットを被せられ

さらに何かをはめられた

痛くはないから大人しくしていた


ドキドキが止まらない

怖い

でもどうしようもない


みんなテキパキ動く

いろんな線が体についていく


あさ、手の甲に点滴痛み止めテープを事前に貼られた

そこに少し太めな針が刺された

痛みはほぼなかったけど、後日穴が大きめだったのでわかったこと


そらからもう点滴で寝ますと言われた

これから点滴が入っていくときに手の甲が少し痛みます

でも、撫でますから安心して眠ってくださいねと言われ

本当に安心した


そして本当に痛かった

液体が入っていって何か痛かった

でもそれを感じたのも数秒

優しく撫でてくれるのを感じたのが最後


私は寝た




目が覚めた時は

主治医の声で目が覚めた

どこにいるかはわからない

目も開けてない


終わりましたよ

顔の神経の確認をしますね

イーとして

ウーとして

みたいなことを言われて神経の確認をされて

「大丈夫そうだね」という声がして

また私は眠った


後で夫にきいたら

五時間も手術に時間がかかったそう

そこは手術室だったそう


次に目が覚めたのは病室に到着した時だった

それが痛みと恐怖との戦いの始まりだった