ボヤ騒ぎ

昨日は昼過ぎまでうつらうつらしてしまった

遅めのお昼を息子と２人で食べていた時、同じ一階の住人で仲の良いママ友達(以降Aさん)から、

『なんか焦げ臭くないですか』

と電話があった。

風向きや距離も違っていたからか、ウチにはあまり臭わなかったが、Aさんの家では異常な程臭いが立ち込めているらしく、しばらく２人でうろうろ様子を見ていた。

そしたらAさんの隣のウチからもくもくと煙が…

そのウチには団塊の世代!?くらいの夫婦と息子さんが住んでいて、普段から美容室兼自宅らしい近所の本家とこのマンションを往き来してるらしく、あまり顔を見ることがない。

インターホンを何度か押しても誰も居ないようだし、Aさんと私はうろたえてオロオロ

煙が出ている家の隣でもあり、私の家のお隣りさん(以降Bさん)がわりと煙の家のおばさんと喋ってみえるので、連絡先を知らないかと電話をかけると、うろたえる私達と違ってしっかりしてるBさん、

『ごめん！通報して10分で帰る』

そうだよね、

火なんてたちまちどうしようもなくなってしまうもの…

かつてこのマンションの真裏の建物が、物凄い大火事になった過去があるので、このマンションの住人達の脳裏には少なからず当時の不安がよぎっていたと思う。

意を決したAさんは通報し、私はAさんちの娘さんを預り、とりあえず万が一の為の準備をしていた。

こういう時の、子供達の優雅さっていったら…

息子と預り中の娘さん２人でまったり遊びほうけているのを横目に、避難準備をする私の手は震えてうまく動かない

そういえば真裏の大火事当時も、

オッサンみたいに転がってドラえもんを観ている娘を横目に土足でバタバタ荷造りしてたなぁ

すぐに消防車が到着し、とりあえず煙の出所の家を囲む。

野次馬がぽつりぽつりと増え始めていたが、子供達もいたので外の様子はわからずに、とりあえずAさんからの連絡を待っていた。

しばらくし、消防車も帰っていき、一段落してからAさんが戻ってきた。

きちんとはわからないけど、息子さんがカレースープの鍋を30分程かけていて、息子さんが焦がしていることに気づいてガスを止めた時には消防車が到着し、気づいたら外でエライ大事になってしまっていたらしい

てかさ、インターホン何度も押してんのやから居留守使うなや

換気扇に直接煙が吸われているからか当の本人は赤っ恥程度で終わったようであるが、相当焦げ臭かった臭いは隣のAさんちの部屋の中や洗濯物を包み込み、帰った時には、部屋はなんか白いモヤがかかってたらしい

なんとも迷惑な

とはいえ、大事にならずに済み、ひと安心(-_-;)

なんともいえない脱力感の中、Aさんと２人でうちでお茶をし、優雅に遊び呆ける子供達を眺めて平和を噛みしめたのである

でもまぁ、これから乾燥し、火事の増える季節。

少なくともこのマンションの住人達にとっては、消防訓練よりも深く心に刻み込まれた。

『気を付けよう…』と。

いい意味で、警鐘となった気もする

因みに冒頭の写メは、ボヤ騒ぎの前にブログネタにしようとしてたモノ。

昨日から再放送が始まりました。

ボヤ騒ぎで見れなかったので今から見ます