事務室におりますと
ときどき
トットットッ
テッテッテッ
と足音がきこえてきます。
ちょっと前まではですね
2歳児さんたちの足音だったんですけどね
最近はたいてい
1歳児さんたちの足音です。
玄関のドアや
たくさんの靴や
廊下に貼ってあるポスターに夢中
しかも
通り道にはみかんちゃんのお部屋
目に映るもの全てが興味の対象なんです。
興味がムクムク
好奇心がムクムク
たんけんしたくなる気持ちが湧いてくるのです。
この探索活動をですね
安全な環境のなかで
温かいまなざしを向けながら
たくさんさせてあげることは
その子の将来をつくっていくのです。
ある日のこと
1歳児さん たんけんちゅう
3歳児さんが「おへやにかえろ。」と
呼びに来てくれました。
「せんせいがしんぱいするよ。かえろ。」
靴に夢中
一緒に座り込んで説得中
靴に夢中
帰ろうとするものの
プーさんが目に入り・・・。
プーさんに夢中
一生懸命説得している3歳児さんと
たんけんを止めようとしない1歳児さん
でも、この3歳児さん
1歳児さんに対してですね
行動を制止することもなければ
無理やり連れて行こうとすることもないんです。
とぉ~っても困った顔をしているんですけど
近くで(ノンキに)写真を撮っている私に助けを求めることもなく
根気強くがんばっていました。
ほほえましくて
そして
保育士として
3歳児さんに大切なことを教えてもらったような気がします。
その後
1歳児さんは無事
お部屋に帰っていきました。
そのうち、時が経てば
この1歳児さんも
小さい子のお世話をするおねえさんになることでしょう
みんな みんな
こうやって育っていくのです。
ほいくえんっていいところだな