むかしむかーし。
仕事帰りの電車の中で、偶然隣に居合わせた
初老のおばちゃんが、自分のバッグをガサゴソガサゴソ。
探し物してはんねやろな〜と思っていたら
次の瞬間、
「はい、お姉ちゃんにもひとつあげるわ、どうぞ」と言われ「🍬飴ちゃん」を貰った。
わあ…ホンマにおばちゃんは飴持ってはんねんわ!と半笑いになりながらも
気持ちよく受け取るのもマナーかな?と思い、
「ありがとうございます〜。これ美味しいやつですよね〜」とフレンドリーにお礼を伝えて
飴はその後、美味しくいただいた
そんな大阪のおばちゃんのマストアイテム「飴ちゃん」の生産が今、どんどん中止されているらしい。
サクマドロップ、いちごミルクにチェルシー。
息子に「飴って最近食べたりしてる?」と訊ねてみたが、「いつまでも口に残るし、甘ったるいからなあ」とどうやら食していない様子
どちらかというと、直ぐに口の中で無くなるグミキャンディのほうが好みらしい
いつでも手に入ると思っていた飴が次々に失くなっていくことは
とても口惜しく、子供の頃の想い出も同時に消えていくようで寂しい
出来ることなら、最後にチェルシーのヨーグルト味を食べてみたい
そして、こう言うのだ
アナタニモ〜
チェルシー、
アゲタイ。