叫びまくりのラストスパート
あと1時間で子宮口が全開大にならなければ出産が翌日に延期されるという危機的状況下、祈りいきんで1時間後…
子宮口がようやく10cmに‼️
一気にこのまま産ませるぞモードになる先生と助産師さん達。
よかったあぁぁーーーーー🙌
安堵と同時に既にガタガタの体に鞭打っていきむ。
赤ちゃんを回転させる
赤ちゃんの角度が悪くてうまく降りてこないらしく、重さで回転させるとのことで、まさかの四つん這いでいきむことに。
もう既に手足ガクガクだけど胸の下にバランスボールを入れて体を支えてもらっていきむ。
叫んで喉がめちゃくちゃ乾くので、夫にペットボルトのお茶を飲ませてもらう。飲んだ後に酸素マスクを付け直してくれるが位置が悪くてもどかしい腰にマッサージガンも引き続き。
もうこの頃は骨盤周りが痛過ぎて、骨砕けるかっていう感じの痛みで、いきむ度にめちゃめちゃ叫んでしまった…。
こんなにいきんでたら脱腸するんじゃ⁉️って思いつつも、赤ちゃんの命最優先、腰が砕けても脱腸しても産む覚悟でした。
なんか母親っぽい心境だな
穏やかでハッピーな無痛分娩を想定していた夫も、想定外の壮絶な立ち会いになって内心かなり動揺してたと思います笑
でもとても頼もしいセコンドとして、お茶を飲ませたり腰をマッサージしたり汗を拭いたり酸素マスクを付けたり外したり、たまに写真撮影したり、一緒に頑張ってくれました
仰向けでラストスパート
赤ちゃんの向きを変えることに成功し、やっと仰向けに戻っていきむことに。
分娩台の手すりを死ぬ気で掴んでいたんですが、多分私の人生で1番強い握力だったと思います。
いきむの上手!と助産師さんに褒められるも、反応する余裕もなく次の痛みがくる。
途中で会陰切開されたけど、骨盤の痛みに紛れて気になりませんでした
院長先生召喚からベビさん誕生
赤ちゃんの頭が大きくてなかなか出てこないとのことで、途中から院長先生も加勢し、先生2人、助産師さん5人体勢に。
なんか人多くないですか❓汗
吸引カップ登場、複数回吸引するも産まれず。
ダメか…と思っていたら、先生が巨大なトングみたいな器具を構えいるのが見えてギョッとしました。
そのサイズの道具を入れるの⁉️という恐怖。。
鉗子という赤ちゃんの頭を挟んで引っ張る道具でした。これを入れるために会陰をさらに広く切開。切られたの気づかなかったけど…
兎にも角にも、私にできることはいきみ続けることだけ。
吸引のあたりからは1人の先生が分娩台に乗って私のお腹を圧迫し始めて、これもなかなか苦しかったです
吸引や鉗子分娩は確かトライできる回数が決められていたはず、とうろ覚えの知識を反芻して、あと数回のいきみで産まないと帝王切開になってしまう‼️‼️‼️と最後の力を振り絞っていきむ。。
そしてようやく、、
先生「もう生まれるよ!足の間見ておいて‼️」
助産師「もういきまなくていいですよー頭出てるからね‼️」
無事にベビさん生誕
「おめでとうございます‼️」と言われてから数十秒間、産声が聞こえなくてめちゃくちゃ不安でしたが、泣き声が聞こえてようやく脱力
本当に良かった…
破水から39時間、本陣痛から9時間での出産となりました。
初めての抱っこ
ベビさんが生まれ、肺の羊水を抜いてもらったり体を拭かれたり体重を測ってもらってるのを夫はソワソワ見物。そして満面の笑みで初めての抱っこ
一方私は、体内に残った胎盤を取る作業や縫合で再び痛みと戦ってました
ようやく終わって、起き上がろうとしたら気持ち悪くなり、まさかの嘔吐…本当にご迷惑をおかけしてしまいました
疲労と、1リットル以上の出血多量と、おそらく陣痛促進剤や麻酔や追加の点滴薬などで体が限界を迎えたのかなと思います
その後、ようやくベビさんを胸に抱っこ
今まで私のお腹を蹴ってたのはこの子だったんだな〜と思うと不思議
ちっちゃくてホヤホヤしていて、一生懸命泣いてるけど可愛い声で、、じんわりあったかい気持ちになりました
産後の話はまた改めて