2020年3月3日（火）

先日の3連休の3日め（2月28日）の夕方、スーパーに買い物に行こうとしていたら、

TVのニュースでトイレットペーパーの買い占めが起きていると報道していました。

映っている横浜のスーパーはトイレットペーパーだけではなく、食品売り場の冷蔵ケースまでカラッカン。

まさにここは横浜。

買い物に行くのは止めました。

冷蔵庫にあるもので、間に合わせよう。

前日にスーパーに行ったときは、マスクやアルコールはないものの、他のものはフツーにあったのに。

どうしちゃったの、日本人！？

カルボプラチン+アバスチンの初回投与から2週間後の2月１3日（木）に診察に行きました。

雨の日仕様のタッキー。ねこは濡れるがきらいなの。

採血の結果は血算など基準値から外れているものもありますが、そんなに大したことはありませんでした。

Dダイマーをのぞいいては。

Dダイマーは９．３８の超高値、Hマークがふたつ。

ショック～　

昨年の夏に下肢静脈と肺動脈に血栓ができると同時に、肺転移疑いの結節が出現して以来、

もう半年もヘパリン自己注射を続けて上限値近くまでコントロールできたのに、たった1回のアバスチンで元の木阿弥とは。

アバスチンの主な副作用

●血圧上昇

●出血（鼻血など）

●タンパク尿

●胃腸穿孔（下痢や腹痛が続く、激しい腹痛など）

●傷の治りが悪い

●血栓・塞栓（脚が腫れたり痛む、息苦しい、胸痛、片側麻痺、言葉がうまく出ない、気分が悪い、めまいなど）

血圧上昇は投与後1週間くらいで現れましたが、もともとかなり低血圧のワタシ。

上昇して、低めの正常血圧になり、頻脈の心拍も落ち着いて80台に下がってちょうどよく、むしろ好ましい副作用。

でも、それも長くは続かず、投与後2週間すると本来の低血圧に戻っちゃいました。

副作用の中で、ワタシが特に注意しているのは、腸管穿孔と血栓です。

右内腸骨リンパ節から仙骨にメイガンちゃんが浸潤したため、30グレイの放射線緩和照射をて、付近の腸管粘膜にも放射線が当たっているため、ワタシは腸管穿孔のリスクが高くなります。

血栓はできる場所によっては、それだけでも危険ですが、

血栓ができることによって、メイガンちゃんが血流に乗って遠い臓器にまで転移しやすくなることが、ワタシにはすごく抵抗があるのです。

実際に昨年の夏に血栓ができたのと時を同じくして、肺に転移疑いの結節ができました。

がんと血栓についてのわかりやすいリンクを貼りますね。

　興味のある方はご覧ください。

　　がんに関連した血栓症は多いの？

ワタシのメイガンちゃんがイケイケなのは、PICK３CAが活性化変異しているので（遺伝子パネル検査で判明）、

それによって細胞を維持したり増殖したりする信号を伝達する経路～ｍ－TOR回路～に異常が起きているらしです。

ｍ－TOR回路についての、マニアックなリンクを貼ります。

　いまさら聞けないがんの基礎８ PI3K/Akt/mTORシグナル伝達経路とは？

なんだこりゃ　と思いながらも、自分のことなので何度も日を変えて眺めていたら、

だんだんとワカッテきたような気がしなくもなくもナイ

基礎とうたっていますがかな～りフクザツです。

遺伝子パネル検査でワタシのメイガンちゃんの組織検体に認められた4つの病原性遺伝子変異のうちの３つ（PIC3CA、ERFI1、AKT2）が、このｍ－TOR回路に存在する遺伝子なのです。

ｍ－TOR回路阻害薬は腎細胞がんでは承認されていますが、婦人科がんでは承認されていません。

2012年に婦人科の明細胞がんに対してｍ－TOR回路阻害薬の治験が行われたようですが、現在も承認されておらず、治験の募集もしていないところを見ると、有効性が認められなかったのかもしれません。

ｍ－TOR回路阻害薬はがん細胞の増殖や、血管新生に必要な物質を阻害することで抗腫瘍効果をもたらす抗がん剤です。

それが使えないのなら、メイガンちゃんのイケイケを抑制するために新生血管阻害薬のアバスチンを使ってみたい

でもそのアバスチンが、ワタシと血栓との攻防の邪魔をしているのです。

「右脚の痺れが強くなって来たので、もしかしたら仙骨の腫瘍が大きくなって、神経孔をさらに狭めているのではないか心配です。」と先生に言ったら、

「カルボプラチン＋アバスチンを2クールやって、その翌週のランマーク皮下注射（破骨細胞抑制剤）の日に、造影CTをして、画像と腫瘍マーカー値で効果判定をしよう。」

もともと4週に1回のランマーク注射の日には、1か月に一度算定できる腫瘍マーカーを採血のメニューに入れているので、3月20日に造影CTの予約も入れてくださいました。

ちょうどよいタイミングですね。

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舌癌は早期発見が大切です。

２週間以上経過しても治らない口内炎は、

口腔外科、耳鼻咽喉科、頭頸部科などの

専門医療機関を受診しましょう

かかりつけ医に申し出れば、

すぐに紹介状を書いていただけます。

早期発見できれば、決して予後は

悪くありません。　

カルボプラチン+アバスチン、1クールめ～採血の数値編