2019年6月5日（水）

ゴールデンウィークが明けて、5月7日（火）～5月10日（金）はラストスパートの4日連続照射です。

ゴールデンウィークも終わって、病院もバラの季節

●5月7日（火）

ゴールデンウィーク中のソファだけズラ～っと並んだ外来待合とは打って変わって、満員御礼の病院内。

でも完全予約制の放射線治療室は待つこともなく治療をうけられます。（笑）

治療中はココロのなかで念じます。

「すももちゃん、がんばってね。

メイガンちゃん、いいこになってね。」と。

7回目の照射の後、A先生の診察がありました。

食欲がなく疲れやすいけれど、仕事には行けていること。

腹痛や皮膚炎はでていないこと。

今も痛み止めは同じ量を服用していて、

以前はハムストリングとふくらはぎから痛みが発生していたけれど、

最近は痛みは照射部位が中心になってきたことなどを報告しました。

A先生、かわいらしい笑顔で「経過はいいんじゃないですか。金曜日までがんばりましょう。」と。

ところが、その夜、ゲーリーくんが登場。

1歳3か月のすももちゃん（マイストマ）、生まれてはじめてのゲーリーくんとの出会いです。

お腹、痛たたっ！！

と思いながらも寝ちゃって、明け方にめが覚めたら、

ストマパウチがでっかいパピコアイスみたいにパンパンになっていました。

イリノテカンではなく、ラジがゲリラだったとは！

●5月8日（水）

8回目の後、放射線照射の後、歯科口腔外科を受診しました。

というのもメイガンちゃんの骨浸潤を抑制するために、破骨細胞抑制剤を使用するにあたって、

侵襲的な歯科治療の必要がないかをチェックしてもらうためです。

この薬の使用中にそういう治療をすると顎骨壊死を起こす恐れがあるからです。

昨日、歯科口腔外科受付で受診予約の仕方をたずねたら、

婦人科N先生からのコンサル依頼で電子メールもいただいているので、

11時から13時までの予約なし外来枠で診てくださるとのこと。

それならと、仕事も休みで、明日の婦人科受診の前日のきょう受診することにしました。

顎骨のパノラマＸ線写真を撮った後、診察室へ。

結果、破骨細胞阻害薬の使用には問題ないそうです。

歯はよく磨けているので、このまましっかり続けてください、と。

しいて言えば、パノラマ写真右下の歯根部に1ヵ所かすかな膿胞があるので、

それは地域のクリニックででも治療できるとのことで、お手紙を書いてくださいました。

そこで、質問してみました。

　歯科治療が必要になったときは、破骨細胞阻害薬の休薬が必要ですか？

　使用し始めて4年は問題ないと言われています。

それ以降は治療前に2か月休薬してからになります。

それを聞いてちょっと安心しました。

ゲーリーくんは一晩で治まって、今夜はすももちゃんは夜中つぶやきまくっていました。（放屁ともいう。）

今度は気体のパピコアイスです。

●5月9日（木）

9回目の照射の後、14時から婦人科の診察が入っています。

2時間空いているので、病院の外でランチをしました。

ゲーリー君にバイバイした後は24時間以上プーさんだけなので、すももちゃんはスッピンのまま。

「出物腫れ物、所嫌わず」と言いますが、すももちゃんは意外と場所をわきまえているんで助かっています。

婦人科の診察室に入り、いつものようにフルネームを告げて挨拶すると、

Ｎ先生、「ちゃんと歩けているね！」と。

　はい、歩けます。ＮＨＫのみんなの体操だってできますよ～。

　え～っ、あれ結構キツイよ。

　体調はどう？

　仕事は行けてますけど、疲れ安いんで買い食い生活になって、買い置きの野菜を冷蔵庫で痛ませています。

7回目照射後にゲーリーがきました。

いまのところ1回だけです。

その後、24時間以上ＢＥＮくんに会っていません。

　閉塞してないよね？

　あ、ガスはたくさん出てるので大丈夫だと思います。

すももちゃん、仕事中はいいこにしてるんですよ。

　リラックスしているときに腸はよくうごくからね。

なんか変わったモノ食べた？

　う～ん、あ、カレー食べました。

　香辛料はくるよね～。

　先生、きのう歯科口腔外科にコンサル行って、パノラマ撮ってもらいました。

Ｎ先生、ＰＣに画像を呼び出したので、

　破骨細胞阻害薬の使用には問題ないって言われました。

でも嚢胞があるので、破骨細胞阻害薬しながらクリニックで治療するように言われました。

　え、どこどこ？

　ここんところです。よく見えないけどあるらしいです。（笑）

　よくわかんないけどね。

ということで、無事、破骨細胞阻害薬を使えることになりました。

　薬、4週分出しておくね。

ランマーク使うと、血液中のカルシウム集めて使っちゃって、低カルシウム血症になるからカルシウム剤も出しとくね。

じゃ、用意ができたら隣の部屋で呼ぶから外で待ってて。

しばらくして隣室に呼ばれました。

　お待たせ～、液が冷たいと痛いから温まるまで待ってた。

　細い針使うけど、皮下注射だから痛いんだよね。

　あ、ワタシ、どＭなんで大丈夫ですう。

　こんなに続けていろんなことがあったら、どМじゃなきゃやってられないよね～。

お腹とか腕とかプルプルしたとこがいいんだけど、どこにする？

　じゃあ、腕で。振袖のところでおねがいします！

　ぜんぜん振袖じゃないじゃん！

と冗談をかわしながら初めてのランマーク皮下注射が終了。

　あ、これ要る？

と注射薬の添付文書をくださいましたよ。

見抜かれてます、ワタシ。

　　ランマーク皮下注１２０ｍｇ

Ｎ先生によると、放射線緩和照射の副作用は終了後２週間は続くそうです。

それが落ち着いたら、６月５日に造影ＣＴをして、放射線の効果と肺や肝臓に転移してないかを確認することになりました。

「帰りに採血して行ってね～。」

●５月１０日（金）

１０回目のラスト照射。

いまのところ大過なく終えることができました。

A先生、スタッフの皆様ありがとうございました。

この後、時々、腸が「あ痛たたっ！」となることがあり、

ＢＥＮくんも、すももちゃんが赤ちゃんだったころのように陶芸粘土状態で、

製造期と休業期をくりかえしていましたが、

照射後１週間を過ぎるころから腸は復調し、今はすももちゃんはかつてないほどのよいパフォーマンスをしています。

蓄積してきたときの放射線の疲労感は、太陽の下、夏の海で１日遊んだ後のようでした。

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仙骨浸潤に緩和照射（7回目～10回目）